スーパーやコンビニでたまに見かける「王様の涙」。
ワンコインほどで買える手頃なワインですが、安すぎるとかえって不安になるもの。
「人気のはずだけど、王様の涙って思ったよりまずい…?」そんな疑問やモヤモヤを感じてこのページにたどり着いた方もいるはず。
SNSや口コミでは「コスパ最強!」「いや、薄くて美味しくない」と評価が割れていて、どちらが本当なのか分からないこともしばしば。

そこで私も試してみました。
過去に飲んだことはあるのですが、最近は疎遠になっていたので改めて購入。
実際の評価と周囲の口コミを元に「なぜ賛否が分かれるのか」をわかりやすく整理していきます。
≪この記事でわかること≫
■ 「王様の涙」がまずいと感じる人とうまいと感じる人の違い
■ mikuを含む実際に飲んだ人たちの口コミやリアルな評価
■ 自分の好みに合うかどうかを判断するヒント
読み終えるころには「自分に合うかどうか」がわかるはず!
因みにコスパ比べならこちらも負けていませんよ!






王様の涙はまずいって本当?飲んだ感想とみんなの評価


王様の涙に対する評価は「うまい」派と「まずい」派にくっきり分かれています。
なぜこんなにも評価が真逆になるのか。
まずは実際に飲んだ人たちの意見を見て、どう評価されているのかを確かめてみましょう。
王様の涙 ワインの口コミから見える評価の傾向
ネット上では次のような口コミが見られました。
ここでは代表的な声をそれぞれ2つずつご紹介します。
うまい派の意見



物価上昇で若干値段が上がったけど、ここ数年、王様の涙(赤) オンリーのリピーター ワインセラーには色んなワインが収納されてますが 王様の涙(赤) は大のお気に入り(60代女性)



ワンコイン ワインの中ではとても良いコストパフォーマンスだと思います。突出して酸味が強いとか、渋味、苦味が強いということもなくバランスが良いのでしょう。いつも24本の箱買いしてます。前は横浜のスーパーでもよく見かけましたが、最近は全く見かけなくなってしまったのでもっぱら通販に頼ってます。(50代男性)
まずい派の意見



ワイン初心者には飲みやすいけど 変な甘さで飲みなれている人にとってはあまり美味しく感じない(40代女性)



一回目買ったときおいしいと思ったけど今回 しぶい&甘い おいしくなかった・・・・(40代男性)
引用:楽天みんなのレビュー
うまい派の意見としては、やはりコスパの良さが多く挙げられていました。
毎日飲んでもお財布にやさしいテーブルワインとして幅広い年代から支持されています。
対してまずい派の意見の中には「初心者にはいいけど…」や「前回より味が落ちた…?」といった口コミがありました。
毎年同じ品質で出荷は難しいうえに、仕入れから出荷までの保存状態なども影響するのでワインならママあることだと感じます。
口に合わない場合はアレンジや料理で消費してしまいましょう!




mikuの意見



私は王道の王様の涙(赤 辛口)をいただきました。
結論から申し上げますと「アリ派」です。
開けた瞬間の香りは甘くフルーティー。
一見甘口か?と思いつつ口に含むと、始めはまろやかで飲みやすい。
思った通り、甘さは先行しますが後半の渋みが強い!
そのままでもいけますが、肉料理(脂少なめの赤身肉)に合う印象を受けました。
冷やして飲むと渋みが際立つので苦手な人は常温がおすすめです。
コスパも加味すれば大いにアリというのが私の意見です。
口コミではっきりと賛否が分かれる理由
口コミからも分かる通り、王様の涙は「好みが分かれるワイン」という印象が強いです。
その理由は主に3つ挙げられます。
味が軽くて甘めのため、好みが分かれやすい
王様の涙は、一般的にライトボディのワイン。
飲み口が軽く、フルーティーで甘みを感じる口当たりが特徴です。
ワインに慣れていない人や、普段あまりお酒を飲まない人にはこの軽くて甘い味わいが「飲みやすくて美味しい」と感じやすいです。
一方で、ワイン好きや普段からフルボディの赤ワインを好む人にとっては、この「軽さ」や「甘さ」が“深みがない”と感じられてしまう原因になります。
「赤ワインはどっしりしてるもの」と思っている人にとっては、王様の涙のやわらかい口当たりが物足りなく感じてしまうかもしれません。
期待値が高まりやすいネーミングとパッケージ
「王様の涙」という名前は、少し詩的で高級感を連想させますよね。
ボトルデザインもシンプルで洗練されていて、いかにも“良いワイン”っぽい印象を与えます。
でも実際には、王様の涙は500円〜700円ほどで購入できるカジュアルなテーブルワイン。
この見た目と価格帯のギャップが、飲んだときに「え?こんな感じ?」というガッカリ感につながることがあります。
いわゆる“パッケージ買い”してしまった人ほど味のギャップに驚く傾向があります。
これはワインの良し悪しというよりも、期待とのズレが不満につながっているケースが多いです。
口コミの影響でハードルが上がっている
王様の涙はSNSやまとめサイトなどでよく「安くてうまい」「コスパ最高」として紹介されています。
その影響で初めて飲む人がかなりの期待を持って手に取っていることが多いです。
しかし、あくまで1,000円以下のデイリーワイン。
コスパや味わいの合格ラインは人によるので、期待値MAXで飲むと「思ったほどじゃない…」となりがちです。
「ボトルがおしゃれでキャッチー」「家飲みにちょうどいい」といった“使い勝手の良さ”が加味されていないと「うーん、普通」という反応になるかもしれません。
この3つの理由から、王様の涙は「うまい派」と「まずい派」に分かれてしまうのです。
そしてその評価はワインに何を求めるか、どこまで期待するかによって決まってくると言えるでしょう。
王様の涙の種類や味わいは?


「王様の涙」とひとことで言っても、実は5種類ほどあります。
赤・白・スパークリングの王道に加えて、オーガニックタイプのボトルも存在します。
味の傾向や特徴を知っておくと「まずい・うまい」の感じ方に納得がいくかもしれません。
あわせてどこで買えるのか、入手先もチェックしましょう。
王様の涙の種類と味わいの評価
王様の涙についてそれぞれの種類と特徴をまとめてみました。
選ぶ際の参考になれば幸いです。
種 類 | 特徴の説明 |
---|---|
赤ワイン (甘口・ライトボディ) | 果実の甘さと酸味のバランスが良く、渋みが少ない。 ワイン初心者や渋みが苦手な人にぴったり。 |
赤ワイン (辛口・ミディアムボディ) | ほどよい渋みと奥行きのある味。 肉料理とも相性が良く、しっかりした味を楽しみたい人におすすめ。 |
白ワイン (やや甘口) | すっきりした香りと、控えめな酸味でクセがない。 毎日飲んでも飽きず、料理にも合わせやすい。 |
スパークリング (白・中甘口) | やや甘めの微炭酸で爽やか、冷やして飲むとさらにスッキリ。 食事やパーティーでリフレッシュしたいときに◎。 |
スパークリング・ロゼ (やや甘口) | ほんのり甘くてやさしい泡が魅力。 見た目も華やかで、お祝いのシーンやロゼ好きな人にぴったり。 |
このように、全体的に王様の涙は「甘口・軽め」という方向性が共通しています。
「重め・辛口・しっかりめ」が好みの方にはやや物足りなく映る一方で、初心者や甘口好きにはハマりやすいワインだといえるでしょう。
コスパワインにしては珍しい?王様の涙のオーガニック
実は王様の涙にはオーガニックタイプもあります。



コスパワインなのに珍しいですよね。
オーガニックはEUの有機農業基準を満たした農産物として得られる『ユーロリーフ』認証を取得しており、その証はラベルにも記載されています。
当然オーガニックワインは一般的な製法に比べて手間暇がかかるため価格帯が高くなりがち。
1,000円を超える商品が多いジャンルです。
そんな中で王様の涙のオーガニックワインは700円〜900円台で購入できます。
普段なら手を伸ばすことをためらう人にとってもハードルは低く、かなりコスパが良いワインと言えます。
2020年頃から発売されているオーガニックシリーズですが、赤ワインに関しては取扱いが少ないのか、ほとんど検索でもヒットしません。
白ワインに関しては現在も販売があるようですが、この様子だと無くなる可能性も否定できませんね…。
王様の涙はどこで買える?


王様の涙は全国のスーパーや酒販店、そして通販サイトでも購入できます。



ただ、取扱店は減少傾向にあるみたい。
口コミでもあったように一時はデイリーワインとしてどこでも見かける王様の涙でしたが、しばしばラインナップから外れることもあるようです。
お店の規模や売れ行きにもよりますが最終的には店長の匙加減なので、さもありなん。
私が見かけたスーパーやコンビニは以下のとおりです。
およそ500円~700円の価格帯で販売されていましたが、品ぞろえに関してはバラバラです。
王道の赤(辛口)と白しか置いていないというお店が多かった印象。
試しに買ってみるなら最寄りのお店で探してみてもいいですが、スパークリングやロゼ、まとめ買いならオンラインショップのほうがお得だし確実です。
実際にこんな口コミも見かけましたよ!



楽天セールだったから1本あたり380円くらいで買えた。
何本も持って帰るのは大変なので、買い置きならオンラインショップをおすすめします。
なるべく安く買えるところをピックアップしてみました。
王様の涙(赤・甘口)




王様の涙(赤・辛口)




王様の涙(白)




王様の涙(スパークリング)


王様の涙(ロゼ)


王様の涙(オーガニック)




王様の涙の飲み方・楽しみ方


ワインは「どう飲むか」で印象がガラッと変わります。
王様の涙も同じで、ちょっとしたポイントを知っているだけで「あれ?意外と美味しいかも」と感じられるようになることも。
この章では飲みやすさを引き出す温度やタイミング、食事との相性、そして話のネタになるトリビアまで紹介します。
これを読めば次に王様の涙を飲むときの楽しさがきっと変わるはずです。
王様の涙に合う料理・温度・アレンジなどのポイント
王様の涙は上述のとおり基本的に甘めで軽いタイプのワインです。
つまり特徴が一貫しているのでちょっとした飲み方のコツを知っておくと、よりおいしく感じられることがあります。
赤ワインは常温(16〜18℃)が基本ですが、ライトボディの甘口タイプなら少し冷やして14〜16℃くらいでもOK。
白ワインやスパークリングは、しっかり冷やして8〜10℃程度がベスト。
冷たさがスッキリ感を引き出してくれますよ。
また、王様の涙は軽めの味なのでちょい足しアレンジもしやすいです。
種 類 | 合う料理&ちょい足しアレンジ |
---|---|
赤ワイン (甘口) | トマトソースのパスタ、すき焼き、焼き鳥(タレ)など。 炭酸で割ってスプリッツァー風にしたり、シナモンをひとふりしても美味。 |
赤ワイン (辛口) | ステーキやローストビーフなどしっかり系の肉料理と好相性。 黒こしょうを加えたり、少し冷やして飲むのもおすすめ。 |
白ワイン (やや甘口) | 鶏の塩焼き、カルパッチョ、ポテトサラダなどさっぱり系に合う。 レモンをしぼったり、冷凍ぶどうを入れるとデザート感UP。 |
スパークリング (白) | フライドチキン、クラッカーとチーズなど軽食系と好相性。 冷凍ベリーを浮かべて見た目も華やかに。 |
スパークリング (ロゼ) | 生ハムやフルーツ、カプレーゼなどおつまみ系にぴったり。 グレープフルーツを加えるとフルーティー感がさらに広がる。 |
料理の味付けは甘めorしょっぱめの中間くらいがよく合います。
王様の涙はカジュアルに楽しめるワインなので、ルールに縛られず「自分の楽しみ方」を見つけて楽しんじゃいましょう!
王様の涙の由来と産地を知って楽しむ
ワインを飲むときはちょっとした豆知識があるとより一層楽しい時間になります。
王様の涙はキャッチーなフレーズとラベルが特徴的なので気になる人も多いはず。
名前の由来や産地のことを知っておくとちょっとした話のネタになりますよ。
名前の由来は?
「王様の涙」というブランド名には心温まる物語が込められています。
スペイン・カタルーニャ地方。
狩りの途中で道に迷った一人の王様が疲れ果て、喉の渇きを癒すためにとある農家を訪れました。
そこで出されたワインの美味しさと素朴であたたかなもてなしに王様は感動し、思わず涙をこぼしたといいます。
そんな物語にちなんで「王様の涙」という名がつけられました。
王様の涙の産地
王様の涙はスペイン産のワインです。
ラ・マンチャ地方などの温暖な気候の地域で育ったぶどうが使われており、日差しの強さと乾燥した気候によって果実味の強いぶどうが育ちます。
使われているぶどうの品種は以下の通りです。
これらはスペインで広く栽培されている品種で、クセが少なく飲みやすい味に仕上がりやすいのが特徴です。
日差しをたっぷり浴びて熟したぶどうは甘みや香りをしっかり凝縮。
王様の涙のワインが「やや甘めでフルーティー」と表現されるのも、こうしたブドウの特徴が影響しています。
王様の涙がまずいと感じた人におすすめのワイン3選


「王様の涙、ちょっと自分には合わなかったかも…」それは好みの問題なので気にしないでください!
軽くて甘いのが苦手な人には、違った方向性のワインが合うかもしれません。
「王様の涙」が合わない人へのヒントに
「王様の涙がまずい」と感じる人の多くは甘口・ライト系の味が物足りないと感じているケースが多いです。
また「もっと香りや渋みがある本格的な味が欲しい」という声も見られます。
そんなワイン通には飲みやすさを残しつつも、しっかりした味わいや香りを持つワインを選ぶのがおすすめです。
ここでは王様の涙が合わなかった人に向けてタイプの趣向を変えたワインを3本ご紹介しておきます。






ワインの世界は広くて、たった1本が合わなくても「自分の好みを知るヒント」になります。
今回紹介したワインもあくまで一例。
自分の味覚に合った1本を見つけて楽しいワインライフを送りましょう!
【まとめ】王様の涙がまずいと感じるのは好みの違い?
王様の涙は「まずい」と感じる人もいれば「うまい」「飲みやすい」と評価する人も多いワイン。
しかしこの違いの多くは味の好みと期待値の差から生まれています。
甘めで軽いワインが好きな人にはぴったりですが、重厚な赤や辛口白が好みの人には物足りなく感じることも。
とはいえ、500円台で買える手軽さと飲みやすさ、種類の豊富さは大きな魅力です。
≪王様の涙まとめ≫
・「まずい」と感じる人は、渋みや重厚な味を求めていることが多い
・ネーミングやパッケージから過度な期待度が高まることがある
・口コミから過度な味わいを想像しているかも
・「うまい」と評価する人は、甘口やライトな味を好む傾向あり
・価格は500円〜1,000円以下と手ごろで種類も豊富
・オーガニックは今後流通が少なるなるかも
・飲み方や料理の合わせ方を工夫すると印象が変わることもある
手軽に購入できる王様の涙。
最終的にはあなたの好みに合うかどうかで決めてOKです。
自分に合った飲み方や料理と合わせて楽しむことで印象が変わるかもしれませんよ。
宜しければこちらのお話もどうぞ。



