ドンペリは高級シャンパンとして誰もが知るほど知名度のある有名なシャンパン。
ぜひ飲んでみたいし、入手するなら安いに越したことはありません。
そして私はこんなお話を耳にしました。

ドンキのドンペリ安いらしいよ?



割と色々なシャンパンの取扱いがある。
そんな世間話がふと気になり、色々と調べてみましたが2025年に入っての情報はなく、古いものばかりでした。



…本当なのかリサーチしてみよ!
どこかに行くついでにドンキに寄って物色。
それだけでは情報不足なので、実際に色々な場所のドン・キホーテ店に在庫確認をした結果をお伝えします。
≪この記事でわかること≫
・ドン・キホーテのドンペリの値段相場と取扱い状況
・他のお店やオンラインショップと比べてどちらが安いのか
・品質と相場を総合的に判断した最適な入手先
価格帯とワイン通だからわかる懸念点などを比較しながら、どこで入手がベストなのかわかりやすく紹介します。
他のワイン選びでも役立つポイントなので「損せず、ちゃんと選びたい人」はぜひチェックしておいてください!
プレゼント用途でドンペリと他の高級シャンパンを比べたい方はこちら。


ドンキのドンペリの値段相場はいくら?


(出典:GoogleMap)
サクッと結論から申し上げたいのですが、まずお伝えすることが一つ。
ドン・キホーテでドンペリが手に入ると聞いて「本当に?」と思った方もいるでしょう。
実際に調査してみるとドンペリを扱っている店舗と、そうでない店舗があることがわかりました。



私の足を運んだドンキのうち2店舗は取扱いナシでした…。
また、ドンペリを取り扱っている店舗はありますが品ぞろえや値段帯は店舗によってかなり違います。
欲しい年代や種類が決まっている場合は取り扱がないケースが多いでしょう。
取扱いのあるドンキの特徴・ドンペリの種類や実売価格帯
特にポイントとなるのは店舗の種類と規模です。
ドンキの中でもこうした特徴のある店舗は高級酒の在庫があり、ドンペリを見つけやすい傾向があります。
以下に、実調査した8店舗の取扱い状況と価格をまとめました。
店舗/規模 | 取扱い状況 |
---|---|
A店/通常 | 取扱いなし |
B店/通常 | 取扱いなし |
C店/通常 | 取扱いなし(在庫切れ) |
D店/メガドンキ | ■ドン・ペリニヨン・P2 2003年 59,800円 2本 |
E店/メガドンキ | ■ドン・ペリニヨン・ヴィンテージ(ドンペリ白) 2013 ¥32,890 1本 |
F店/メガドンキ | 取り扱いなし |
G店/メガドンキ | 取り扱いなし(在庫切れ) |
H店/メガドンキ | ■ドン・ペリニヨン・ヴィンテージ(ドンペリ白) 2012年 ¥41,900円 2本 ■ドン・ペリニヨン・ヴィンテージ(ドンペリ白) 箱ナシ 2010年 42,990円 2本 ■ドン・ペリニヨン・P2 2006年 60,990円 2本 ■ドン・ペリニヨン・ロゼ (ピンドン) 2009年 50,990円 1本 |
このように通常のドンキでは在庫がない店舗も多く、メガドンキに行く方がチャンスが大きいことが見えてきます。
特に注目なのはE店のような大規模な路面店。
高級ラインのドンペリが複数種類、複数本揃っていました。
さらに同じ「白ラベル」でもヴィンテージ(生産年)や箱の有無によって相場に違いがあるので注意しましょう。
他のシャンパンもドンキにある?
ドン・キホーテではモエ・エ・シャンドンやヴーヴ・クリコなど、人気シャンパンも取り扱われていることがあります。
ドンペリに比べるとモエやヴーヴは手頃、普段使いやギフトにも人気が高いですね。
因みにドンペリとモエはどちらも同じ会社(モエ・エ・シャンドン社)で造られているお酒です。
ただし、ドンキの場合はドンペリ同様にその数は少なく店舗によるところが大きいです。
また、ドンキはディスカウントストアの側面が強いため、シャンパンよりはスパークリングワインのほうが比較的取扱いが多い様子でした。



ワインを探しに行くというより、フラッと立ち寄って買うイメージなのでお手頃を揃えているみたい。
ヴーヴや他のシャンパンについては別途取り上げています。
宜しければご覧ください。




次は実際にドンキのドンペリは手頃なのか、相場やオンラインストアと比較してみましょう。
ドンペリの定価・相場をチェック


ドンペリは安いものではないので「そもそもの定価はいくらなのか」「どこが安いの?」という基本情報をしっかり押さえておくことが大切です。
まずは、定価や種類による価格帯から見ていきましょう。
定価はいくら?ヴィンテージやロゼの種類・価格差を確認
実はドンペリには複数の種類があり、ヴィンテージ(製造年)や流通量、ラベルの色によって価格帯が大きく異なります。
また、輸入モノなので海外からの仕入れなら為替レートや最近話題の関税が関係したり。
販売されるルート(正規品・並行輸入品)によっても価格に開きがあるので確固たる「定価」はなく、あくまで「目安」となります。
Q.「並行輸入」ってなに?
”正規代理店ルートとは別のルートで真正品を輸入することです。海外の有名ブランド品等を、正規代理店以外の第三者が、外国で合法的に製造・販売された商品を外国で購入し、日本の総代理店契約者等の許諾を得ずに、正規代理店ルート以外のルートで輸入する行為を指します。”
引用:日本流通自主管理協会
並行輸入は分かりやすい例えだと、いわゆる「買い付け」が該当しますね。
輸入業者が直接現地へ行くなどして取引します。
少し逸れましたが相場のお話に戻りましょう。



影響する条件が多すぎるので、あくまで目安としてご覧ください。
≪ドンペリの種類別 相場目安(参考・税込)≫
種 類 | 相 場 |
---|---|
ドン・ペリニヨン ヴィンテージ(ドンペリ白) | 約3万円〜5万円 ※古いものは数十万円 |
ドン・ペリニヨン ロゼ(ピンドン) | 約4万円〜6万円 ※古いものは数十万円 |
ドン・ペリニヨン エノテーク(ドンペリブラック) | 約15万円〜50万円 (※終売 希少種時価) |
ドン・ペリニヨン レゼルヴ・ドゥ・ラベイ(ドンペリゴールド) | 約15万円〜50万円 (※希少種時価) |
ドン・ペリニヨン P2 | 約7万円〜10万円以上 |
ドン・ペリニヨン P3 | 約70万円〜100万円以上 |
一般的には安いものほど並行輸入品が多いのが現実です。
そのため「定価で手に入る」というよりも、ルートや状態を加味した実売価格で比べるほうが実用的。
特にドンペリロゼやP2などは流通量が少なく、定価で入手自体が珍しいです。
手頃に入手するならどこがいい?オンラインストアとの比較


実際にオンラインストアとドンキを比較してみました。
商品によりますが、オンラインストアを下回る価格帯のドンペリは1本もないようです。
(価格帯) | オンラインストア(リサーチ価格帯) | ドン・キホーテ
---|---|
ヴィンテージ(2012)24,800円 ヴィンテージ(2013)23,500円 ロゼ(2009)39,300円 P2(2003)55,000円 P2(2006)53,000円 | ヴィンテージ(2012)41,900円 ヴィンテージ(2013)32,890円 ロゼ(2009)50,990円 P2(2003)59,800円 P2(2006)60,990円 |
この価格帯だとネット通販の送料は無料になることが多く、仮に送料負担となってもオンラインストアのほうが安い可能性が高いでしょう。
どこで入手するかに限らず、ドンペリのような高級シャンパンに言えることは1つ。
それは早い入手がベストということです。



昔はガソリンが100円以下だし、金の価格帯も現在の半分以下でした。
限られた資源と同じく、その年代に作られた量産のできないヴィンテージワインは消費されるほど流通は減り、希少価値が高まるので骨董品と同じです。
今後の展開でも価格帯は上昇傾向しか想像しかできず、刻一刻と勝者の手にしか渡らない一本になっていきます。
シャンパン好きや一度でも飲んでみたいと思うなら、今のうちに入手をおすすめします。
なるべく手頃な正規品、かつ信頼性の高い専門店をピックアップしてみました。(ない場合は並行輸入品です)
ドン・ペリニヨン・ヴィンテージ(ドンペリ白)
【正規品 箱なし】


【正規品 箱付き】


ドン・ペリニヨン・ロゼ(ピンドン)
【正規品 箱なし】


【正規品 箱あり】


ドン・ペリニヨン P2
【正規品 箱なし】


【正規品 箱あり(ギフト)】


ドン・ペリニヨン・レゼルヴ・ドゥ・ラベイ(ドンペリゴールド)
【正規品 箱ありのみ】


ドン・ペリニヨン・エノテーク(ドンペリブラック)
【箱なしのみ】


ドン・ペリニヨン P3
【箱ありのみ】


そもそも希少価値の高いドンペリは箱の有無や輸入方法まで選んでいられませんでした。
正規品となれば数百万円レベルだし、市場に出回ることが少ないので入手できるだけで貴重です。



手元にあるだけで価値がある、それがドンペリという超高級シャンパン。
ドンペリは正規品?本物の見分け方と注意点


高級シャンパンであるドンペリを入手する際、多くの人が気になるのが「これは本物なのか?」という点です。
特にドン・キホーテのような量販店の場合は、かえって「安過ぎると不安」になる人も少なくありません。
ここでは先ほど触れたドンペリの正規品と並行輸入品の違いを含めて注意したいポイント、本物かどうかを見分ける方法を解説します。
正規品と並行輸入品の違いを知っておこう
まず知っておきたいのは、「正規品」と「並行輸入品」はどちらも本物であるという点です。
違いがあるのは「どこから輸入され、誰が販売しているか」という部分です。
並行輸入品でも本物であれば問題ありませんが、ラベルの言語や内容物の記載、輸送管理の違いによって品質が劣ることもあるため注意が必要です。
また、ドン・キホーテのような量販店で手に入れる場合は、店舗ごとの保存状態や説明の質に差があることもあります。
スタッフに正規品か、保存方法などを確認するのも良いでしょう。
丁寧に説明してくれる店舗は管理意識が高く、品質も安心しやすい傾向にあります。



在庫の問い合わせ時、とあるお店は「詳しくないので間違ってたらすみません」と言われましたよ…。
箱なしのドンペリには要警戒
正規品は基本的に「箱あり」の状態で販売されています。
反面、並行輸入品はコスト削減や流通ルートの違いで箱を外したり、別のデザインの箱で流通するケースがあります。
もちろん箱がなくても本物であるケースはありますが、ギフト用や特別なシーンで開封するなら箱あり・正規ルートの商品を選んだ方が安心でしょう。



ドンキでもオンラインストアでも「箱なし」はあります。
一概に箱の有無で品質や真偽は見破れませんが、注意しておきましょう。
偽物を避けるためのチェックポイント
近年、特にフリマサイトではドンペリの偽物や劣化品が流通しているケースもあります。
確かに個人売買のほうが安くなる傾向もありますが、その分大きなリスクが伴います。
少なくとも以下のような点には注意しておきましょう。
・ラベルに「DOM PÉRIGNON」の正しい刻印があるか
・年号(ヴィンテージ)がはっきり表示されているか
・ボトル底面のガラス加工がきれいで歪みがないか
・コルクの封印・ラベルが二重で剥がされていないか
・異常に安い価格帯で売られていないか
・箱なしであれば「なぜ箱がないのか」を確認
最近では写真などもAIで加工できるため見破るのは難しくなっています。
また、評価についても高評価アカウントの転売や乗っ取りがあるとユーザーは見破る術がありません。
結果的には安さよりもリスクのほうが大きいので、高級品の取引についてはフリマサイト利用を避けることをオススメします。
ホストクラブやキャバクラ、市販の価格差はどれくらい?


ドンペリといえば、テレビやSNSでよく見るのがホストクラブでの豪快な“シャンパンコール”のシーン。
ピンドンやゴールドがずらっと並ぶその光景に「あれっていくらするの!?」と驚いたことがある人も多いはずです。
実際、ホストクラブでのドンペリの価格帯は市販とはまったく別物です。
ここではホストクラブでの価格帯と市販のギャップ、さらにその理由について解説します。
ホストクラブやキャバクラのドンペリはいくら?
およそ1.5倍~3倍の相場になります。
市販では5万円前後のピンドンも、ホストクラブでは10万円超が当たり前。
P2やゴールドに至っては、数十万円から数百万円単位のオーダーも珍しくありません。
これを見て「ぼったくりじゃないの?」と思う人もいるかもしれませんが、そこには明確な“演出価値”と“空間料金”が含まれているのです。
つまり、ホストクラブでのドンペリは「商品価値」ではなく「演出付きのサービス」と考えるのが正解です。
同じボトルでも、その空間やタイミングによって相場は大きく変わります。
「ホストクラブでドンペリを開ける」こと自体がその場を盛り上げ、関係を深めるための手段になっているわけです。
【まとめ】ドンペリの値段はドンキが手頃というわけではない
ここまでドンペリの相場・種類・購入先の比較、そしてホストクラブとの価格差まで見てきました。
これまでの内容を簡単にまとめます。
結論として必ずしもドンキが手頃ということはなく、品質などの考慮も必要です。
「今すぐ欲しい」「並行輸入品でも問題ない」という人は最寄りのドンキにまず在庫確認して入手するのもアリでしょう。
ただし、ギフト用途や品質重視の場合は、他のルートと比較したうえで選ぶと失敗がありません。
自分にとってベストな一本を、納得できる相場で手に入れましょう。
宜しければこちらもどうぞ。



