寒い夜に恋しくなるのが、体を芯から温めてくれるホットワイン。
しかし、ホットワインのレシピを見ると「なんだか面倒そう」と感じることもありますよね。
でも、心配しなくて大丈夫。
ホットワインは、はちみつだけでちゃんと美味しく作れるんです。
この記事では難しいことは一切せず、家にあるもので楽しめるホットワインをご紹介します。
「今日は簡単に済ませたい」「でも、少しだけ温まりたい」
そんな夜に、気負わず楽しめる方法を見つけてもらえたらうれしいです。
mikuワイン香りが好きで、
常に空間に取り入れたいという方はこちらもおすすめです。

ホットワインははちみつだけで本当に美味しくなる?

ホットワインというと、シナモンやオレンジなど様々な材料を使うイメージがありますよね。
ですが結論から言うと、ホットワインははちみつだけでも十分に美味しくなります。
その理由は、ワインを温めたときに起こる変化と、はちみつの持つ役割が関係しています。
ワインを温めると起こる変化
ワインを温めると、味や香りにはいくつかの変化が起こります。
≪ワインを温めると起こる変化≫
| 良い点 | 注意点 |
|---|---|
| ○ 酸味がやわらぎ、口当たりが丸くなる ○ 飲みやすくなることが多い ○ 角が取れて全体の印象が落ち着く | △ アルコール臭が強く感じられることがある △ フルーティーな香りが飛びやすい △ 温めすぎると味がぼやける |
ワインの種類にもよりますが、ホットワインは口当たりがやさしく、全体的に飲みやすく感じられるようになります。
一方で、香りが控えめになったり、アルコールの刺激が前に出てしまうことも少なくありません。
そのため大切なのは、温めることで出てくる弱点をどう補うかという点です。
そこで活躍するのがはちみつというわけです。
なぜ、はちみつだけでも成立するのか
はちみつのやさしい甘さは、ワインの「とがった部分」を丸くして、良いところを引き立ててくれます。
砂糖の場合は甘さだけが前に出やすく、味が単調になりがちです。
一方で、はちみつは「甘さ」「香り」「コク」の3要素を併せ持ちます。
そのため、ワインが持つ酸味やアルコールの刺激を、はちみつの自然な甘さがやさしく抑えてくれます。
加えて、はちみつ特有の「花のような香り」は、ワインの香りととても相性が良いです。
スパイスのように強く主張しないため、後ろからそっと支えるというイメージが分かりやすいかもしれません。
味と香りをつなぎ、全体を整えてくれる。
それがはちみつの大きな強みといえるでしょう。
甘さや香りはどう変わる?
はちみつで作ったホットワインは、シンプルでやさしい味わいになります。
「デザートのように甘い」というより、「ほんのり甘くて飲みやすい」という感覚に近いです。
赤ワインの場合は渋みがやわらぎ、ベリー系の香りが穏やかに。
一方で、白ワインの場合は酸味が丸くなり、はちみつの香りで全体がふんわりとした印象になります。
「ワインが少し苦手」「強い香りが得意ではない」という人も、取り入れやすいでしょう。
mikuところで、はちみつにも色々種類がありますよね。
どのはちみつが最適なのか疑問に思う人もいるかもしれません。
そこで、少しはちみつについても触れておきます。
はちみつの種類で味は変わるのか
過去には「喉に良い」「殺菌効果がある」として、マヌカハニーなどが流行ったこともありましたよね。
しかし、ホットワインに使うなら、基本的には家にあるはちみつでOK。
というのも、ワインに対して使うはちみつが少量のためです。
mikuそれでも、色々試すうちに「失敗しにくいタイプ」と「クセが出やすいタイプ」があると感じました。
軽く違いを挙げると、アカシアのはちみつはクセが少なく、ワインの風味を邪魔しにくい傾向があります。
百花蜜など色の濃いタイプはコクが出やすく、甘めに仕上げたいときにはこちらも悪くありません。
一方で、マヌカやそば蜜、黒糖系はクセが強いので風味が前に出てワインと喧嘩する印象があります。
新しく選ぶならクセが少ない「アカシア」が安心です。
私がお世話になっているはちみつをご紹介しておきますね。
ホットワインの超簡単な作り方

ホットワインは、当然温める必要があるので「鍋で温度を測って」「材料を何種類も用意」など、面倒くさいと思う人もいるでしょう。
しかし、はちみつだけで作る場合は、難しい工程や特別なアイテムは必要ありません。
電子レンジでサクッと温めてしまいましょう。
赤も白も電子レンジで温めるだけで作れる
一番簡単でおすすめしたいのが、電子レンジで温める方法です。
赤ワインでも白ワインでも、基本は同じ。
耐熱カップやマグカップにワインを注ぎ、電子レンジで少しずつ温めます。
miku出力が強すぎると香りが飛びやすいため、
500wまたは600wで温めるのがおすすめです。
もう少し温めたい場合は、一度に長く加熱するのではなく、30秒など刻んで温めて様子を見ましょう。
温度の目安は、「湯気が少し立つくらい」「触ると温かいと感じる程度」です。
電子レンジなら思い立ったときにすぐ作れるし、火加減を気にする必要もありません。
忙しい夜でも、気軽に一杯用意できます。
はちみつはいつ入れてもOK
はちみつを入れるタイミングは、「温める前がいいの?それとも後?」と迷う人もいるかもしれません。
しかし、結論としてはどちらでも大丈夫です。
どのタイミングで入れてもほとんど味わいや香りに変化はありません。
miku強いて言うなら、個人的におすすめのタイミングは温めたあとです。
先にワインを温めてから、少しずつはちみつを加えて混ぜると、甘さを調整しやすくなります。
一度にたくさん入れるのではなく、小さじ1杯程度ずつ足して味を見るようにしましょう。
先でも後でも、ホットならはちみつは溶けやすいので特別な手順は必要ありません。
はちみつのちょうどいい量はどれくらい?
基本はワイン1杯(約150ml)に対して、はちみつ小さじ1〜2杯程度。
甘さ控えめが好きな方は小さじ1杯、しっかり甘さを感じたい場合は小さじ2杯前後がちょうど良いでしょう。
また、赤ワインのほうが白ワインよりも酸味や渋みは前に出やすい傾向があります。
そのため、同じ量を入れても口に含んだ際の印象はかなり違います。
まずは小さじ1杯から入れて、味を見ながら少しずつ足していきましょう。
ホットワインがまずくなる原因とよくある失敗
ホットワインは簡単ですが、誤った作り方をすると「思ったより美味しくない」と感じてしまうことも。
中でもよくある失敗が温めすぎです。
沸騰させてしまうとフルーティーな香りが飛びやすくなり、アルコールの刺激だけが強く残ってしまいます。
加えてアルコールの沸点は78℃と水より低いので、温めすぎると揮発する恐れがあります。
miku温めすぎはワイン本来の魅力を損ねることに…。
また、はちみつの入れすぎにも注意しましょう。
一度甘くしすぎると元に戻せず、ワインの風味も感じにくくなります。
ホットワインは温めるだけで美味しいタイプもある
「はちみつが家にない」「失敗したくない」という方もいると思います。
そんなときは温める前提のワインを選ぶのもよいでしょう。
miku私もお世話になっている、グリューワインと呼ばれるタイプです。
こちらはホット前提のワインで、温めた際に飲みやすくなるよう味のバランスが考えられています。
はちみつが家になくてもOK、美味しいホットワインがいつでも飲めます。
「今日はとにかく手軽に楽しみたい」なんて日もありますよね。
そんなときのために、なにも手を加えず温めるだけのタイプも常備しておくと安心ですよ。
はちみつ×ホットワインに向いているワインの種類

そもそも「どんなワインが良いか分からない」という方もいますよね。
ワインの世界は奥が深く、種類によってホットワインの向き・不向きがあります。
ここでは、初心者でも失敗しにくいワイン選びのポイントを大きく3つに分けてご紹介します。
赤ワインと白ワインどちらがおすすめ?
miku正直好みですが、個人的には「白」がおすすめです。
一般的に見ても白ワインが飲みやすい傾向があります。
ワインに詳しくない、ホットワインに不慣れな人は、まず白から試してみましょう。
それぞれの特徴は以下のとおりです。
| 赤ワイン×はちみつ | 白ワイン×はちみつ |
|---|---|
| ・「コク」を感じやすい ・香りの相乗効果で体が温まる感じが強い ・はちみつの甘さと相性が良い | ・軽やかで飲みやすい ・香りがやさしく立つ ・甘さがすっきりと感じやすい |
「寒い夜にゆっくり飲みたい」「落ち着いた味が好き」という人には、赤ワイン。
「重たい味が苦手」「さっぱりしたホットワインがいい」という場合は、白ワインを試してみてください。
はちみつは、赤・白どちらのワインとも相性が良いため、好みで選んでOKです。
安いワインでも大丈夫?ワインの選び方
ワインは高級なものでなくて大丈夫。
むしろ、「普段使いのワイン」のほうが向いています。
温めると香りや味の印象が変わるため、高級ワインで試すと、本来の魅力を損ねてしまいかねません。
選ぶときのポイントは、「苦手なタイプは避ける」これだけです。
こちらについては、前回を参考にしていただけると分かりやすいと思います。

「少し苦手なワイン」が自宅に眠っている場合には、ホットワインにして飲んでみるのもアリですよ。
それでも苦手という場合は他のアレンジや料理に使って消費してしまいましょう。


甘口ワインを使うのはアリ?
「もともと甘口のワインを使ったらどうなるの?」と気になる人もいると思います。
結論としては、甘口ワインを使うのもアリです。
ただしその場合は、はちみつの量を控えめにしておきましょう。
ワインによっては、もともとかなり甘いタイプもあります。
まずはワインを温めて、そのまま少し味を見てみる。
そのあとで「足りない分だけ」はちみつを加えるのがおすすめです。
甘口ワイン×はちみつは、デザート感覚のホットワインになりやすく、甘党には向いています。
miku一方で、甘さを控えめにしたい方は、辛口ワインを選びましょう。
はちみつで微調整するほうが好みのタイプに仕上げやすくなります。
はちみつホットワインに向いている白ワイン
冷たいままよりも、温めたときにやさしい表情が出やすいリープフラウミルヒ。
はちみつを加えると全体が自然につながり、角のない味に仕上がります。
クセが少なくアレンジしやすいため、「まず失敗したくない人」が最初に選ぶ一本として安心です。
はちみつホットワインに向いている赤ワイン
温めることでコクが広がり、はちみつの甘さと一体感が出やすい一本。
派手さはありませんが、飲み進めるほど落ち着く味わいになります。
寒い夜にゆっくり飲みたいときや、「赤ワインでホットを試してみたい人」にちょうどいい定番です。
はちみつ×ホットワインを美味しくするちょい足しアレンジ
これまでのお話で、はちみつだけでもホットワインは十分に楽しめることが伝わっていると思います。
ただ、何度か飲んでいるうちに「今日は気分を変えたい」ということもあるでしょう。
実は家にあるものを少し加えるだけで、ホットワインの表情はかなり変わるんです。
はちみつ×レモンで、香りが引き立つホットワイン

まず試しやすいのが、はちみつとレモンの組み合わせです。
やり方はとても簡単。
ホットワインを作ったあとに、レモン果汁を加えるだけです。
miku生レモンが理想ですが、ポッカレモンなどでもOK。
レモンは最初から入れず、仕上げに加えるのがポイントです。
はちみつの甘さで全体はやさしくまとまりつつ、レモンの酸味がアクセントに。
こちらも数滴ずつ加えて、入れ過ぎないようにだけ注意してください。
「少し香りが変わったかな」と感じるくらいで止めるのがちょうど良いでしょう。
ホットワイン×シナモンパウダーで本格派の味わいに

もうひとつの定番が、シナモンパウダーを使ったアレンジです。
スティックタイプのシナモンがなくても、粉末のシナモンパウダーで十分楽しめます。
作り方はとても簡単。
ホットワインをカップに注いだあと、シナモンパウダーをほんの少し振りかけるだけです。
mikuグリューワインなどにもシナモンは必ず入っていて、
王道の組み合わせです。
シナモンも必ず最後に加えましょう。
最初から入れて温めてしまうと、香りが飛びやすく、苦味が出ることがあります。
目安としては、ひとふりで十分。
はちみつのやさしい甘さとシナモンの温かい香りが合わさることで、「本格派ホットワイン」という印象になります。
【まとめ】ホットワインははちみつだけでも十分楽しめる
「ホットワインは難しそう」「スパイスがないと作れない」そう感じていた人も多いかもしれません。
しかし実際は、特別な材料がなくても、はちみつだけで十分に楽しめます。
これまでの内容を整理してみましょう。
【はちみつホットワインのポイント】
■ワインとはちみつだけでも十分美味しい
■温めることで酸味はやわらぐが、香りや刺激が気になることもある
■はちみつは、甘さだけでなく香りとコクで全体を整えてくれる
■電子レンジで少しずつ温めれば失敗しにくい
■赤ワインでも白ワインでもはちみつホットワインは作れる
■高いワインを使う必要はない
■甘さは後から調整すればちょうど良く仕上がる
■ちょい足しアレンジは、余裕があるときだけでOK
最初から好みの一杯を作るのは難しいかもしれません。
少し甘くしてみる、今日は何も足さずに飲んでみる。
そんな小さな調整をくり返す中で、「これなら飲みやすいかも」と感じる配分を見つけていきましょう。
慣れてきたら、ちょい足しアレンジでお気に入りレシピに挑戦してみてください。
この記事が、ホットワインをもっと気軽に楽しむきっかけになれば幸いです。
宜しければこちらもご一読ください。


