シャンパンの世界で、ひときわ輝く存在といえば「アルマンド信号機」です。
キャバクラやホストクラブの派手な演出や、アタッシュケースに並んだ豪華な3本セットは、一度はお目にかかりたい憧れの光景といえるでしょう。
しかし、同時に気になるのはその価格帯です。

華やかであればあるほど、明細の桁は増えていくもの…。
そこで本記事ではアルマンド信号機の値段相場をはじめ、ホストやキャバクラでの価格帯、口コミやブランドストーリーまで解説します。
これらを抑えておけばアルマンドについてはバッチリ、明細を見て青ざめてしまうこともありません。
アルマンドはただの高級シャンパンではなく、ブランド力・演出力・希少性が組み合わさった特別な存在。
だからこそ、価格帯や相場を正しく理解しておくことが大切になります。
それではさっそく見ていきましょう。
アルマンド信号機(アタッシュケース3本・6本)の値段相場は?


アルマンドの価格帯は「どこで飲むか」「どこから入手するか」によって大きく変わります。
キャバクラやホストといったナイトシーンでは「演出料」が加わりますし、市場に流通する品も時期や輸入ルートによって差が出ます。
そこで一つの目安となるのが正規価格帯や原価です。
アルマンド信号機セットや6本セットの原価
結論から言うと、アルマンド信号機(3本セット)や6本セット「ラ・コレクション」の原価は、公式には一切公開されていません。
ただし、業界関係者や専門メディアの分析から推測される情報はいくつか存在します。
たとえば海外メディアによると、アルマンドのボトルは特注品でありエンブレムを職人が手作業で貼り付けるため、ボトルだけで15ドル(2,000円)以上のコストがかかるとのこと。
加えて、アルマンドを手掛けるフランスのキャティエ家は、大量生産ではなく小規模かつ丁寧な手作業を重視。
それらの手間や輸入コストが価格帯に反映されているのは間違いありません。
出典:Champagne411



原価は不明ですが、大事なのは相場。
次に、現在の市場相場をチェックしてみましょう。
と、早く進みたいところですが、3本セットについては事前に抑えておくべきことがあります。
アルマンド信号機セットの「赤」は2パターンある
アルマンドの3本セット、いわゆる「信号機」は、ゴールド(黄)・グリーン(青)と並んで、最後の1本として「赤」が加わります。
ただし、この「赤」に該当する銘柄は、実はロゼとドゥミセックの2つパターンが存在します。
もっとも一般的に見られるのが、ロゼ(Rosé) を「赤」とするパターンです。
ロゼはボトルがピンク〜ローズレッドの色合いで華やかさがあり、クラブやホスト業界での信号機演出ではこちらが多く採用されます。
知名度や人気も高いため、ロゼを“赤信号”とみなすケースが主流といえるでしょう。
一方で、ドゥミセック(Demi-Sec) のボトルは深みのある赤ボルドー色で、より「赤信号」のイメージに近い見た目です。
そのため一部の取扱い店やイベントでは、ドゥミセックを「赤」としてセットに組み込む場合もあります。
ただしドゥミセックは 生産量が限られ、流通量も少ないためロゼに比べると入手難易度は高め。
結果として、ロゼが組み込まれるケースが多くなっています。



本記事ではロゼを赤信号として進めていきますね。
アルマンド アタッシュケースの正規代理店・専門店の相場
まず、日本市場の正規代理店である「ADB JAPAN」の結果は次のとおりです。
【ADB JAPANの取扱いと価格帯】
◆アルマンド信号機(3本セット):取扱いナシ
◆アルマンド ラ・コレクション(6本セット):130万円(税込)出典:ADB JAPAN
リサーチ時点ではアルマンド信号機の取扱いはありませんでした。
6本セットがあるので在庫的には3本セットも作れるはずですが、アタッシュケースがないのかもしれません。
また、正規代理店や専門店が扱うアルマンド信号機の情報は少なく、有力なのは「Wine Story Japan」さんの36万円でした。
6本セットについては別の取扱い店で「通常販売価格」を発見。
ついでに「会員メンバー価格」が設定されていたので参考までにご紹介します。
出典:勝田商店



それぞれ内容については、ほとんど差がないように見受けられます。
それでも価格帯が異なることから、仕入れ時期や輸入ルートなどに差があるのでしょう。
これらを含めてリサーチ結果をまとめると次のとおりです。
上記が国内正規流通/専門店での価格帯であり、全体的な市場から見ると“普通〜高め”のラインといえそうです。
次に、一般的なオンラインストアの状況を見てみましょう。
Amazonや楽天で取扱われている価格帯
私たちが最も利用しやすいAmazonや楽天の相場についてまとめると以下のとおりです。
アルマンド信号機(3本セット) | アルマンド ラ・コレクション(6本セット) |
---|---|
≪価格相場≫ 約25~35万円 | ≪価格相場≫ 約120~140万円 |
≪セット内容≫各750ml ・ゴールド ・ロゼ ・グリーン | ≪セット内容≫各750ml ・ゴールド ・ロゼ ・グリーン ・ドゥミセック ・ブラン・ド・ブラン ・ブラン・ド・ノワール |
ECサイトでは各ショップが工夫を凝らしており、自社取扱いのみのお店に比べると比較的入手しやすい傾向にあります。
誤解のないようにお伝えしますが、「価格が安い=すべてのお店が怪しい」ということではありません。
ただし、中には6本セットが50万円以下といった極端な価格帯で出品されている例も見かけます。
そのようなものは信頼性に疑問が残るため、当メディアでは取り上げませんし、読者の方にもおすすめしません。
ここでは評価や定評のある販売元かチェック、相場よりもお得に入手できるセットを厳選してご紹介しておきます。
アルマンド信号機(3本セット)


アルマンド ラ・コレクション(6本セット)





さらにコスパ良く入手したい場合は個別に集めるという方法もあります。
ソウメイは難しいのですが、アルマンド信号機なら上手に立ち回るだけですべて揃えられます。
⇒具体的な方法はこちら
いずれも、並行輸入品や個人出品の場合は保存状態や付属のアタッシュケースの有無には注意しましょう。
アルマンド以外に、ソウメイのアタッシュケースについても知りたい方はこちらも必見です。


アルマンド信号機のキャバクラ・ホストの値段相場


市場はボトルの価格帯を基準にしていますが、キャバクラやホストクラブは事情がまったく異なります。
夜の街では「いくらで仕入れたか」よりも「どんな演出で提供するか」が重視されるため、同じアルマンドでも相場は大きく跳ね上がるとお考え下さい。
ここでは、北新地や銀座といった高級エリアでの提供相場を見てみましょう。
北新地や銀座など高級エリアで飲むといくら?
たとえば、大阪・北新地や東京・銀座といった高級エリアでは、アルマンド信号機(3本セット)が100万円前後で提供されることも珍しくありません。
仮に市場相場の中央値を25万円とすると、およそ4倍となります。
実際に以下のようなツイートからその背景が伺えます。
※内容は要約したものです。



アルマンド信号機お願いすると、とても喜ばれる。とりあえず100万〜150万円ほどを準備しておくと安心。



ホスクラとキャバクラは抜きものだと3~5倍は違う、アルマンド信号機もキャバクラなら100とかだしホスクラだと500いったり。



アルマンドの6本セット『ラ・コレクション』(店頭価格で約500万円)が入って、ネタ画像が作られたw



まだ出てないけど、アルマンドを全色揃えた6本セットのお値段は316万6666円。
以上のことから、アルマンド信号機なら最低でも100万円、6本セットのラ・コレクションなら500万円ほど準備しておいたほうがよさそうです。
アルマンドはなぜこれほど高いの?
アルマンドが高額で取引される理由は、大きく分けて「ステータス性」と「希少価値」にあります。
まず、華やかな演出やブランドイメージによる特別感です。
ゴールドやロゼのボトルはまるでシャンデリアのように輝き、スタッフ総出で運ばれてくる瞬間は、その場を一気に非日常へと引き上げます。
特にキャバクラやホストクラブではステータスとして分かりやすく表れるため、「アルマンド信号機」や「ラ・コレクション」はアピールとして機能し、特別な存在感を放ちます。
一方で、品質や生産体制も価格帯を押し上げる要因です。
畑の管理から醸造、瓶詰めや熟成、デゴルジュマン(澱抜き)までを限られた人数で丁寧に行うため、生産本数は非常に限られています。
そのため特に限定ボトルやセット品は希少性が高く、市場でも特別な価値を持つ存在に。
つまり「華やかなステータス」と「希少性を伴った品質」が重なり合うことで、アルマンドは高価格帯でも選ばれる特別なシャンパンとして地位を確立しています。



“映える”ラグジュアリー系ならランボルギーニのシャンパンも要チェックです。


アルマンドの高い順は?単品の相場とキャバクラ・ホストの価格帯


アルマンドはゴールドやロゼといった定番から、ブラン・ド・ノワールのような上級ラインまで種類が豊富です。
「セットの中ではどれが一番高いのか」「市場や夜の街での相場はどれくらいか」気になる人も多いでしょう。
ここでは代表的なシリーズを順番に紹介しながら、その相場感を整理していきます。
出典:北新地ラウンジAngie
公式とECサイトの差は50万円以上!?その違いとは
たとえば、アルマン・ド・ブリニャック「ブラン・ド・ノワール(ブラック)」は、公式ではおよそ65万円とされています。
ところがECサイトを見ると10万〜30万円が主流で、その価格差に驚く人も多いでしょう。
この違いにはいくつか理由があり、次の4つが挙げられます。
正規代理店のブランド戦略とルート
公式の値は国内正規代理店が設定したブランドの価格帯で輸送や保管コストに加え、広告宣伝や高級感を演出するためのマージンが加算。
それらが上乗せされて市場に流通した結果の値となっています。
並行輸入品の存在
ECで見かける10万〜30万円の商品は、ほとんどが並行輸入品。
海外の取扱い店や免税店から仕入れ、日本に独自ルートで持ち込むため、公式ルートより安くなります。
品質そのものは正規品と同じですが、保存状態や流通管理は業者次第。
ギフトボックスや付属品の有無には差が出やすいので注意が必要です。
在庫処分や流通事情
限定生産のブラン・ド・ノワールでも、時間が経つと在庫整理や値下げが行われることがあります。
特にワインは「流通年数が長い=必ずしもプレミア」ではなく、保管リスクを避けたい業者が在庫処分として提供する場合も。
その結果、市場独自の相場が形成され、公式との差がさらに広がっています。



つまり明らかに不自然な取扱店や商品を避ければ「狙い目」ということです。
アルマン・ド・ブリニャック ブラン・ド・ノワール(ブラック)


ピノ・ノワール100%で仕立てられる、アルマンドの中でも頂点に位置づけられる最上級キュヴェ。
その味わいはもちろん、ラグジュアリーなボトルデザインも相まって、他にはない存在感を放ちます。
特にナイトシーンでは一本あたり100万円に及ぶことも珍しくなく、テーブルに運ばれる瞬間から注目を集める象徴的なシャンパンです。
ただ開けるだけでも特別な演出となり、周囲に強烈なインパクトを与えることができます。
アルマン・ド・ブリニャック ブラン・ド・ブラン(シルバー・プラチナ)


シャルドネ100%で丁寧に仕立てられる、アルマンドの中でも希少価値の高い白。
その洗練された味わいと透明感のある美しいボトルは、まさにエレガンスを体現する一本です。
ナイトシーンでは30万〜50万円にまで跳ね上がることもあり、希少性と格式の高さが数字となって表れています。
上品さと限られた流通量が、そのまま反映された“特別なシャンパン”といえるでしょう。
アルマン・ド・ブリニャック ドゥミセック(レッド)


やや甘口の珍しいスタイルで、生産量が少ない限定品。
クラブやラグジュアリーなナイトシーンでは40万円ほどにまで高騰することもあります。
甘口を好む客層からの支持が厚く、シャンパン好きの中でも“知る人ぞ知る特別な一本”として選ばれる存在です。
アルマン・ド・ブリニャック グリーン マスターズエディション


ゴルフの祭典「全米マスターズ」を記念して造られた、特別仕様の一本。
鮮やかなグリーンカラーのボトルは、テーブルに置かれるだけで場を華やかに彩り、演出効果も抜群です。
クラブなどのナイトシーンでは30万円前後で扱われることもあります。
スポーツとラグジュアリーを融合させた象徴的な限定モデルとして、多くの注目を集める存在です。
アルマン・ド・ブリニャック ロゼ(ピンク)


華やかさと存在感で高い人気を誇るロゼ。
その鮮やかな色合いと上品な味わいは、特別なシーンをいっそう華やかに演出してくれます。
ナイトシーンでは30万円前後が相場となり、演出力の高さからも常に需要のある定番アイテム。
特に「アルマンド信号機」を完成させるうえで欠かせない一本として、多くの場で選ばれ続けています。
アルマン・ド・ブリニャック ゴールド


アルマンドを語るうえで欠かせない、ブランドを代表する定番ボトル。
35,000円前後から流通していますが、専用ボックスの有無によって数千円単位の価格差が生じることもあります。
一方、ナイトシーンでは20万円前後が相場となり、豪華な演出とともに提供されることで特別感を高めています。
【特別仕様】アルマン・ド・ブリニャック ブリュット スペシャルエディションジャパン2020


日本限定でリリースされた、特別仕様のアルマンド。
限定デザインならではの存在感があり、コレクションアイテムとしても高い人気を誇ります。
市場は比較的安定していますが、専用ボックスの有無によって5,000円前後の差が生じることも。
希少性とデザイン性の両面から注目を集める、日本ならではの特別な一本です。
【特別仕様】装飾が目を引くトゲマンド


トゲマンドは、外観に独自の装飾が施された特別仕様のカスタムボトル。
そのインパクトのあるデザインは強烈な存在感を放ち、演出効果を求める場面で特に注目を集めます。
市場での流通量はごく限られており、価格帯も安定していないのが実情です。
クラブやナイトシーンでは、50万円以上で扱われることもあり、希少性と派手な演出力を兼ね備えた一本として位置づけられています。



アルマンドも魅力的ですが、より本格派の方へのプレゼントやギフトなら王道のドンペリやクリュッグも抑えておきましょう。


アルマンド信号機のアタッシュケースは種類が豊富


アルマンドといえば、シャンパンそのものの豪華さに加えて、アタッシュケースに収められた特別感も魅力のひとつです。
市場では3本セット(信号機)や6本セット(ラ・コレクション)がよく知られていますが、実はケース自体にも種類があり、演出や用途に合わせた選び方が可能。
ここでは「ケースのみは入手できるのか」や「特別仕様」の魅力について見ていきましょう。
アルマンド信号機はアタッシュケースのみの入手が可能


アルマンド信号機は基本的にセットが多いですが、実はケース単体で流通していることもあります。
見極めが難しいオークションサイトに限らず、Amazonや楽天などでも「ケースのみ」の出品があるため、コレクション目的やディスプレイ用として入手する人も少なくありません。



ソウメイに比べるとアルマンドのアタッシュケースは入手しやすいです。
仮に、ご紹介している各単品のボトル+アタッシュケースで信号機を揃えると次のようになります。
アタッシュケースや中身も自由に変えられて、市場以下なら充分アリだと感じます。
ラ・コレクション(6本)のアタッシュケースは残念ながら今のところ取扱いがないですが、6本単品は約510,500円で揃えることができます。
仮にアタッシュケースが数十万円かかっても、市場のおよそ半額程度で揃えられますね。
\ オリジナルセットでサプライズ! /
特別仕様はド派手に光るLED演出付き


特別仕様のアタッシュケースは「派手な演出アイテム」としての役割が強調されます。
たとえば、LEDライトが組み込まれてケース全体が光るタイプや、デザインに特殊な装飾が施されたバージョンも存在します。
これらは通常のケースより価格帯は上がりますが、その分ナイトシーンでのインパクトは抜群。
暗いフロアで光り輝くアタッシュケースが運ばれてくれば、視線は一気に集中し、注文した人の存在感を強烈にアピールできるでしょう。
アルマンドがまずいって本当?口コミや評判


アルマンドは「セレブ御用達の高級シャンパン」として知られる一方で、ネット上では「まずい」という意見も散見されます。
なぜこのように評価が分かれるのか。
ここでは実際に飲んだ人の声を参考にしながら、ネガティブな意見とポジティブな意見の両方を見ていきましょう。
アルマンドに対するネガティブな意見
これら低評価の人の傾向を見てみると、まず「そもそもシャンパン自体が嫌い」というケース。
炭酸や酸味が苦手なので高級だろうと楽しめない、というわけです。
さらに「アルマンドみたいな高級シャンパンは味より見た目やブランド価値だけでしょ」と先入観を持つ方もいるようです。
華やかさよりも味の分かりやすさや伝統的なスタイルを求める人には、アルマンドはあまり刺さらないのかもしれません。
アルマンドに寄せられる良い反応
参考:楽天みんなのレビュー
もちろんアルマンドを高く評価する人も少なくありません。
特によく聞かれるのは「華やかで飲みやすい」という感想です。
代表格のブリュット・ゴールドは果実味と酸味のバランスがよく、シャンパン初心者でもすっと楽しめるスタイル。
ロゼはベリー系の華やかさが印象的で、女性やパーティーシーンで人気を集めています。
さらに「ボトルの美しさや存在感も魅力のひとつ」と感じる人は多く、「イベントや記念日にぴったり」「プレゼントにすると喜ばれる」といった声も目立ちます。



もっと気軽に華やかなシャンパンを楽しみたい方には、王道かつ定評のあるヴーヴ・クリコがおすすめです。


アルマンドのブランドストーリー


アルマンドは単なる高級シャンパンという枠を超えて、世界的なセレブ文化と結びついたブランド。
その背景には、歴史あるシャンパーニュ地方の伝統と、音楽業界を中心とするスターたちの影響が深く関わっています。
ここでは、アルマンドが注目を浴びるようになった理由を2つの側面から見ていきましょう。
Jay-Zとビヨンセが火付け役となった背景
アルマンドが一躍世界的に有名になったのは、ラッパーのJay-Zによる影響が大きいです。
彼は2006年に他ブランドとの不和をきっかけにアルマンドを支持し、自身のミュージックビデオにゴールドボトルを登場させたことで、その存在が一気に広まりました。
さらに2014年にはJay-Zがアルマンドのブランドを買収し、経営に参画したことで「セレブの象徴」としての地位を確立します。
その後、妻である歌姫ビヨンセとの華やかなライフスタイルの中でアルマンドがたびたび登場し、ファッション誌やメディアに取り上げられるようになりました。
こうして「アルマンド=セレブリティのシャンパン」というイメージが世界的に浸透していったのです。
“Ace of Spades”と呼ばれる理由
アルマンドは「Ace of Spades(スペードのエース)」という愛称でも知られています。
これはボトルに貼られた特徴的なスペードのエンブレムに由来するもので、見た目のインパクトが強く、ファンの間では名称以上に浸透するほど。
このデザインがブランドの象徴とされ、ゴールドやロゼなど色鮮やかなボトルと相まって、ラグジュアリーな存在感を放っています。
ナイトシーンでアルマンドが選ばれる理由のひとつは、まさにこの視覚的な華やかさにあります。
アルマンドという名前の由来
アルマンドの正式名称「アルマン・ド・ブリニャック」は、前当主ジャン・ジャック・キャティア氏の母が愛読していた小説の主人公にちなんで名付けられたもの。
この名称は1950年代にキャティア社によって商標登録されていたものの、長らくワイン名として使われることはありませんでした。
その後、2006年にブランドを新たに立ち上げるタイミングで再び採用され、現在の「アルマン・ド・ブリニャック」として世に送り出されたのです。
どこか偶然のようにふと名付けられたかのようなエピソードも、このブランドに特別な魅力を添えていますね。
アルマンド信号機や6本セットの値段相場と入手方法まとめ
ここまでアルマンド信号機やアタッシュケースについて、相場やナイトシーンでの価格帯、さらにはブランドの背景まで見てきました。
改めて整理すると、アルマンドは次のような特徴を持つシャンパンです。
【アルマンド信号機・6本セットまとめ】
・信号機3本セットは市場で25~35万円前後、ナイトシーンでは100万円規模に跳ね上がる
・アルマンド信号機セットの「赤」はロゼとドゥミセックの2パターンある
・6本セット「ラ・コレクション」は市場で120〜140万円前後、クラブでは300万〜500万円規模になることも
・各ボトルには個性があり、特にブラン・ド・ノワールは最上級ライン
・仕入れルートやお店の状況によってボトルの価格帯は差が出やすい
・アタッシュケースのみの入手もしやすく、各単品で揃えることもできる
・ケース自体にも特別仕様があり、演出アイテムとして高い価値を持つ
・「味」への評価は分かれるが、ブランド体験・演出効果に価値を感じる人が多い
・Jay-Zやビヨンセの影響で世界的に知名度が広まり、Ace of Spadesの愛称でも親しまれている
アルマンド信号機は、飲む人や場面によってまったく違う表情を見せるシャンパン。
特別な日に開ければ忘れられない思い出になりますし、ギフトや演出用としても圧倒的な存在感を放ちます。
煌びやかなボトルを開けるその瞬間、場の空気が一変し、記憶に残るひとときとなるでしょう。
あなたにとっての最高の舞台で、その輝きを体験してみませんか?
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