サイゼリヤに行ったことがある人なら、一度は「サイゼのワインがやばい!」と耳にしたことがあるかもしれません。
でも「やばい」の意味って実際には何を指しているのでしょうか?
安すぎるのに美味しい?それとも酔いやすくて危険?そんな疑問を持つ人も多いはずです。
そこで今回は、なぜサイゼリヤのワインがやばいと言われているのか詳しく調べてみました。
サイゼリヤワインをまだ飲んだことがない人も、普段からよく注文している人も。
改めてその魅力や特徴を整理してみると新しい発見があるかもしれませんよ。
サイゼリヤワインがやばいと言われる理由

前提として、サイゼリヤワインは店舗によって提供種類が異なります。
そのうえで『やばい』と言われるワインは以下の2点です。
※「ビノ ロッソ」と「オスコ ロッソ」はラベルの違う同じワインです。
これらが『やばい』と言われる背景には、いくつもの理由が隠されていました。
ここでは実際に利用者の声をもとに「うまい派」「まずい派」2つの角度から、その理由を見ていきましょう。
サイゼリヤワイン:うまい派の意見
飲みやすくてつい飲み過ぎる
参考:note

軽いからスルスル飲めてしまうんですよね…。
サイゼリヤワインはとにかく飲みやすいのが特徴で、「気づいたらデカンタが空になっていた」という声も少なくありません。
アルコールが強すぎず口当たりが軽やかなので、普段あまりワインを飲まない人でも抵抗なく楽しめます。
飲みやすさはワインにとって大きな魅力ですが、その一方で「飲みやすさ=つい飲みすぎる」という落とし穴もあります。
この「飲みすぎ注意!」という意味も込めて「やばい」と言っている人が多数いました。
飲み過ぎないようにするには適量を知っておくことが一番ですよ。


コスパがやばすぎる!安さとボリュームが話題に
サイゼリヤワインはグラス1杯が100円台、デカンタでも数百円という破格の値段設定。
チェーン店とはいえこの価格帯で提供するは珍しく、初めてメニューを見た人は驚いてしまうほど。
「安いだけでしょ?」と思うかもしれませんが、実際にはイタリアから直輸入している本格ワイン。
安くて気軽に楽しめる点は、主婦の息抜きや若手社会人にとっても大きな魅力。
「やばい」と言われる理由は、この圧倒的なコストパフォーマンスを指すものでした。
食事と相性が良すぎる
もうひとつ挙げられるのが「食事との相性が良すぎてやばい」という声です。
サイゼリヤのワインは、単体で飲むよりも料理と一緒に楽しむことで魅力がぐっと増します。
料理との相乗効果でお手頃な味わいもぐっと引き立ち、「この満足感はすごい」とのこと。
イタリアンを中心としたサイゼリヤは、メニューとワインの相性が考えられた上で提供されています。



まさに策士と言わざるを得ません。
サイゼリヤワイン:まずい派の意見
100円で美味しいはずがない
参考:ダイヤモンドオンライン
確かにレストランで提供されるワインがワンコイン以下というのは驚き。
「安かろう悪かろう」と考えてしまう人も少なくありません。
「安すぎる=品質が低い」という先入観から、飲む前に「まずいに違いない」と決めつけられてしまうケースに当たります。
味わい以前の話なので、まずは試していただきたいですね。
薄くて物足りない
サイゼリヤのワインはライトボディ寄り。
果実味が前に出るタイプが多いため、濃厚なフルボディを好む人からすると「水っぽい」「深みが足りない」と感じられるかもしれません。
しかし、言い換えれば「飲みやすい」として評価される場合もあります。
普段ワインを飲み慣れていない人や、食事と一緒に軽く楽しみたい人にとっては、このライトさがちょうど良いと映る場合もあるでしょう。
結果的に「薄い」と「飲みやすい」という二つの意見から、サイゼリヤワインの評価が割れる原因になっています。



一言で言えば「好みの問題」なんですけどね。
ポジティブな意味で「やばい」と感じる人が多い一方で、ネガティブな評価もゼロではありません。
色々な意味で話題性があるので、定期的に注目を集めているのでしょう。
本格派!サイゼリヤワインの特徴


様々な意見が飛び交っていますが、実際の味わいはどうなのでしょうか。
気軽に手に取れる一方で、「本当に美味しいの?」と疑問に思う人も多いはず。
飲みやすさだけでなくアルコール度数や産地、そして価格帯の裏側まで知ると、よりサイゼリヤワインの魅力が見えてきます。
低価格帯を実現しているレストランチェーンならではの工夫やこだわりを見てみましょう。
サイゼリヤワインの味わいと度数
サイゼリヤのワインは口コミのとおり、ライトボディ寄りで口当たりが軽やか、飲みやすいのが大きな特徴です。
フルーティーな香りとやわらかな味わいが中心で、渋みや酸味が強すぎないため、普段ワインを飲み慣れていない人にも親しまれています。
赤ワイン | 【VINO ROSSO】白ワイン | 【VINO BIANCO】
---|---|
≪ブドウ品種≫ モンテプルチアーノ100% ≪味わいの特徴≫ 爽やかな酸味とまろやかな渋み、柔らかい口あたりで飲みやすい。 ≪アルコール度数≫ 12%前後 | ≪ブドウ品種≫ トレビアーノ ≪味わいの特徴≫ キレのある酸味とみずみずしい果実感、喉をすっと通り抜ける飲み心地。 ≪アルコール度数≫ 11%前後 |
アルコール度数は一般的なテーブルワインと同じく、およそ11〜12%ほど。
強すぎず、弱すぎず、食事と合わせて楽しむのにちょうど良い度数設定ですね。
このため「ちょっと一杯だけ」という気軽な利用から「友人同士でデカンタをシェア」まで、幅広いシーンで選ばれています。
「ワインは強そうで苦手かも」と敬遠していた人でも、コストを抑えつつ気軽に楽しめる最初の一歩になるでしょう。
サイゼリヤのワインは本物?イタリア直輸入の魅力
「100円や200円で飲めるワインが本物なわけがない」と思う人もいますが、サイゼリヤのワインは正真正銘イタリア直輸入。
特に「Vino Rosso(ヴィノ・ロッソ)」や「Vino Bianco(ヴィノ・ビアンコ)」は、イタリアで日常的に飲まれているテーブルワインと同じスタイルです。
現地の人が普段の食事と一緒に楽しんでいる味わいを、そのままサイゼリヤでも提供していると言っても過言ではないでしょう。
また、サイゼリヤは保存や輸送にも工夫を凝らしており、ワインの品質を落とさないよう管理を徹底しています。
”繊細なフレッシュワインの品質を保つため、必要分をその都度ボトリングし、高級ワインと同様のリーファー(定温15℃)コンテナで輸送しています。日本で味わえるイタリアワインの中で最も「新鮮な」ワインだと自負しています。まさに、イタリア現地そのままの味わいをお届けしています。”
出典:サイゼリヤワイン
この取り組みによって、「安い=粗悪品」という先入観を覆す、本格派の味わいが実現できています。



ワイン通も認める本格派ならシャトーモンペラがおすすめですよ。


サイゼリヤワインの価格帯と安い理由
上述したように、圧倒的な安さで提供されるサイゼリヤワイン。
マグナムボトルでも千円前後から楽しめるため、「この価格でイタリアワインが飲めるのはやばい!」という驚きの声が多く寄せられています。
【VINO ROSSO・VINO BIANCO価格帯一覧表】
サイズ | 価格 (目安) |
---|---|
グラスワイン | 91円(税込100円) |
デカンタ(小)250ml | 182円(税込200円) |
デカンタ(大)500ml | 364円(税込400円) |
マグナムボトル1,500ml | 1,000円(税込1,100円) |
では、なぜここまで安いのか。
その理由は大きく分けて2つあります。
この仕組みがワインの価格帯を大幅に下げ、他のファミレスでは真似できない「安さの秘密」になっています。
「安かろう悪かろう」のイメージを覆す味わいこそがサイゼリヤワインの魅力の一つでしょう。
サイゼリヤワインは赤白どっちが美味しい?


サイゼリヤに行くと「赤にしようか、それとも白にしようか」と迷うことも。
特に初めての場合や、あまり飲み慣れていないと、どちらを選んでいいか分かりませんよね。
私自身の意見を率直にお伝えすると、どちらかといえば赤派。
でも、「100円からお試しができるのでどちらも飲んでみてください」というのが正しいです。
その理由をお伝えしていきます。
メニューによって赤白変えるのがベストだから
赤派か白派かは、結局のところ人それぞれの好みによるところが大きいです。
渋みやコクのある味わいを求める人は赤を選びやすいですし、さっぱりとした飲み口が好きな人は白を好む傾向があります。
そのうえで最も重要になるのがペアリングです。
一般的に、赤ワインなら特有の酸味と控えめな渋みが肉料理やトマトソースの旨みを引き立て、料理全体を一段上の味わいに感じさせてくれます。
対して白ワインならサラダや海の幸と合わせるのが王道、白ワインの爽やかさがマッチ。
そのため、私は好みをベースとしたうえで「メニューによって赤白を変えるのがベスト」と考えています。
脂っこい料理のコクを更に感じたいときは赤ワインですし、すっきりさせたいときは白ワイン。
「赤白どちらが美味しいか」は一概に決められません。



だって、どっちも美味しいんです…。
サイゼリヤのワインは赤白ともに飲みやすい設計なので、料理に合わせて切り替えるのが一番やばい楽しみ方だと言えるでしょう。
そして実は、気に入ったワインがあれば持ち帰って自宅で味わうこともできます。


サイゼリヤメニューを意識したおすすめペアリング
どの食事を合わせても美味しいワインですが、その中でも特におすすめできるメニューをご紹介します。
ここでは口コミや実体験をもとにペアリングの例を整理しました。
赤ワインと相性の良いメニュー
ハンバーグやミートソースは鉄板。
ジューシーな肉汁をすっきりとまとめ、トマトソースの甘酸っぱさと赤ワインの果実味が溶け合うことで、料理全体のバランスが格段に良くなります。
赤ワインの役割は、料理そのものを格上げしてくれること。
それがたとえ100円台のグラスワインであっても、組み合わせ次第で驚くほどの体験に変わります。
白ワインと相性の良いメニュー
白ワインはさっぱりと爽やかで、軽めの料理や魚介系との組み合わせに最適。
特に酸味がやわらかく、すっきりとした果実味を持つため、こってりとした料理を軽快に仕上げてくれるのが大きな特徴です。
特にプリプリとしたエビと酸味の効いたドレッシングに白ワインのフレッシュさが加わると、全体が一層爽やかに仕上がります。
同じようにガーリックやオリーブオイルとも好相性で、風味を邪魔せず引き立ててくれるでしょう。
サイゼリヤのスペシャルワインとは?


「グラス100円台のワイン」というイメージが強いサイゼリヤですが、実はそれだけではありません。
サイゼリヤには「スペシャルワイン」があり、グラスやデカンタとはひと味違う本格的なボトルワインも提供されています。
手頃な価格でありながら産地や品種にこだわったワインが揃っており、ワイン好きにとっては見逃せない存在です。
ここでは、サイゼリヤのスペシャルワインについて「どんな店舗で取り扱われているのか」と「おすすめのラインナップTOP3」という2つの視点から解説します。
スペシャルワインを取扱う店舗とラインナップ
スペシャルワインは、すべてのサイゼリヤ店舗で販売されているわけではありません。
主に都市部や大型店舗などの一部店舗で取扱われることが多く、メニュー表や専用のワインリストに掲載されています。
店舗によってはイタリアからの直輸入ボトルが数種類用意されており、赤・白・スパークリングまで幅広く選べるのが特徴です。
また、2025年9月をもってスペシャルワインの一部取扱いは在庫限りで終了とのこと。
【サイゼリヤ スペシャルワイン スパークリング一覧】
商品名(種類・容量・特徴) | 価格 |
---|---|
(スパークリング・ロゼ・750ml) ★ほのかな甘みと発泡感、食前酒や乾杯に最適 | ランブルスコ ロゼ(税込1,100円) | 1,000円
※在庫限り (スパークリング・赤甘口・750ml) ★優しい甘さでデザートや軽食と好相性 | ランブルスコ ドルチェ (税込1,100円) | 1,000円
(スパークリング・赤辛口・750ml) ★ドライな飲み口で料理を引き立てる | ランブルスコ セッコ(税込1,100円) | 1,000円
(スパークリング・白辛口・750ml) ★フルーティーでやわらかな甘さ | ドン ラファエロ(税込1,100円) | 1,000円
※在庫限り (スパークリング・白辛口・750ml) ★すっきりとした味わいで飲みやすい | ブリュ セッテ ノーテ (税込1,650円) | 1,500円
【サイゼリヤ スペシャルワイン 白一覧】
商品名(種類・容量・特徴) | 価格 |
---|---|
(白辛口・750ml) ★柑橘系の酸味が心地よく爽やか | ベルデッキオ(税込1,100円) | 1,000円
※在庫限り (白辛口・750ml) ★フルーティーで南国フルーツを思わせる香り | インカトス ヌラガス (税込1,650円) | 1,500円
※在庫限り (白辛口・750ml) ★果実由来の豊かな香りが印象的 | バケレット (税込2,200円) | 2,000円
※在庫限り (白甘口・750ml) ★蜜を思わせるようなまろやかで甘い香り | オーリ (税込2,600円) | 2,364円
【サイゼリヤ スペシャルワイン 赤一覧】
商品名(種類・容量・特徴) | 価格 |
---|---|
(赤辛口・750ml) ★酸味と渋みの調和、王道のイタリア赤 | キャンティ(税込1,100円) | 1,000円
※在庫限り (赤辛口・750ml) ★若々しい味わいとドライな飲み口 | ラヌッチョ バルベーラ (税込2,200円) | 2,000円
(赤辛口・750ml) ★3年樽熟成の本格派、濃厚な香り | キャンティ ルフィナ リゼルバ(税込2,200円) | 2,000円
※在庫限り (赤辛口・750ml) ★熟成感のある香りとバランスの取れたタンニン | サリーチェ サレンティーノ リゼルバ (税込1,650円) | 1,500円
スペシャルワインがあるお店に関しては、以下のサイゼリヤ公式サイトから検索ができます。
在庫限りの商品は、見つけられたらラッキーくらいの気持ちで探すのがおすすめです。
「条件から検索」より「スペシャルワイン」にチェックを入れて検索してみましょう。
サイゼリヤワインのおすすめTOP3
では、数あるラインナップの中で「どれを選べばいいの?」と思う方のために、特に人気のあるスペシャルワインを3つ紹介します。
味わいの特徴やおすすめのシーンを交えながら取り上げていきますので、次回の注文時の参考にしてみてください。
キャンティ(赤)
トマトソースのパスタやマルゲリータピザなど、酸味のある料理と合わせると相乗効果でより一層美味しく感じられます。
特に友人との気軽な食事やカジュアルなディナーに選ぶと「この値段でこの味わいはびっくり」と思える一品。
ランブルスコ セッコ(赤スパークリング)
乾杯やデザートタイムに甘口を選べば食後の満足感がアップしますし、ピザや揚げ物に辛口を合わせれば食事全体がスッキリまとまります。
女子会や誕生日会など、にぎやかなシーンにぴったりの一本です。
プロセッコ(白スパークリング)
記念日の乾杯や前菜と一緒に楽しむのに最適。
サラダや魚介料理と合わせると爽やかさが際立ち、レストランでの食事が一気に華やぎます。
総じてサイゼリヤのスペシャルワインは、どれもリーズナブルながら本格派。
赤なら「キャンティ」で安定の美味しさを楽しみ、ちょっと華やかにしたいなら「ランブルスコ」や「プロセッコ」を選ぶのがおすすめです。



ワインを楽しむ日本人としては世界から認められているスペシャルなワイン、リンドも抑えておいてほしいです。


【まとめ】サイゼリヤワインがやばいのはコスパと飲みやすさ!赤白どちらも楽しもう
本記事では「うまい派」「まずい派」の口コミを整理しつつ、赤白それぞれの魅力、さらにスペシャルワインまで幅広く紹介してきました。
グラスワインが100円台という圧倒的なコスパ、イタリア直輸入という本格志向、そして食事に合わせやすい飲みやすさ。
これらが組み合わさって「やばい」と話題になるのも納得です。
それでは記事のポイントを簡単に振り返っておきましょう。
【本記事のまとめポイント】
・コスパの良さと飲みやすさが、料理との相性が良くてやばいと言われている
・「まずい派」の口コミはあるが、先入観や好みによるところが大きい
・イタリア直輸入、大量仕入れが安さと高いクオリティーを可能にしている
・赤は肉料理やトマトソース系、白はドリアやサラダと相性抜群
・グラス100円台〜店舗によりスペシャルワインまで幅広い価格帯で楽しめる
・キャンティやランブルスコなど本格的ワインも提供されている
・赤白どちらが美味しいかは人それぞれ、「料理によって選び分ける」のがベスト
・初心者からワイン好きまで、誰でも気軽に楽しめるのがサイゼリヤワインの魅力
サイゼリヤのワインは値段以上の驚きと楽しさを与えてくれる存在です。
普段の食事をちょっと特別に変えてくれるその一杯は、気取らずとも“本格派の味わい”を体験させてくれます。
次にサイゼリヤへ行くときは、ぜひワインを試してみてください。
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