カルディで見かける「ブッラータチーズ」。
気にはなるけれど、噂では「まずい」という声もあって、買うかどうか迷っていませんか?
特別な日のご褒美に…と選んでも、期待外れだったらがっかりしますよね。
しかもブッラータは他のチーズより少し高めなので、ためらう気持ちも自然だと思います。

そこで私が奮発して、ワインと共にチャレンジしてみました。
この記事では、カルディのブッラータを実際に食べて感じた味わいと、口コミの真相をお伝えします。
さらに、美味しく食べるための方法やワインとのペアリング、解凍・保存のコツまでしっかりまとめました。
読み終えるころには、カルディにダッシュしているかもしれませんよ。
カルディのブッラータはまずい?実際の味わいと口コミレビュー


「まずい」という噂を聞くと、ちょっと試そうと思っていても二の足を踏んでしまいますよね。
確かに感じ方には個人差がありますし、食べ方や解凍の仕方で印象が変わることもあります。
まずはブッラータとはどんなチーズなのか、味わいやその魅力を見てみましょう。
ブッラータはどんな味?特徴と魅力
ブッラータはイタリア・プーリア州が発祥のフレッシュチーズです。
見た目はモッツァレラに似ていますが、中を割るとトロリとしたクリームと繊細なチーズが溢れ出すのが最大の特徴。
口に含むとミルクの甘みとほんのりとした酸味が広がり、やさしいクリーミーさが感じられます。
冷蔵庫から出したばかりの状態だとやや風味が弱いと感じる人もいますが、適温だとチーズ本来の香りとコクが際立ち、まるでお店で食べるような贅沢な体験ができます。
ワインのお供としてはもちろん、サラダや前菜に加えるだけで一気に華やかな一皿になるのも魅力です。
カルディのブッラータが「まずい」と言われる理由
こちらに関して色々なレビューやSNSをリサーチしましたが、ほとんど悪い口コミは見当たりませんでした。
唯一それっぽい評価も星は3つ、それらの意見がこちらです。
参考:カルディ公式
今時は良くない口コミを見つけては削除なんて無理がありますし、本当に誰かが流して広まった噂に過ぎないのかもしれません。
ちなみに良い口コミは次のとおりです。
参考:カルディ公式
もし「まずい」と感じるとしたら、それは大きな期待とのギャップ、あるいは調理方法の影響といった点が関係しているのかもしれません。
また、ブッラータはチェダーやゴーダと比べるとかなりイメージと異なるタイプのチーズ。
ガツンとくる濃い味を好む人にとっては、あっさりで物足りなさなど感じるかもしれませんね。
mikuが実際に食べてみた本音レビュー
私自身、口コミに加えてチーズの塊の冷凍で買う経験があまりないことも相まって、「もしかしたら外れかも…」と不安に思いながら手に取りました。
しかし実際に口にしてみると、驚くほどクリーミーでまろやか。
ナイフで切った瞬間に溢れ出すトロトロな中身は、まるでミルクのエッセンスを凝縮したかのよう。
そのまま食べると程よい塩味と優しい甘みが広がり、オリーブオイルを少しかけると風味がぐっと引き立ちます。
特に印象的だったのは、赤ワインと合わせたとき。
果実味のあるワインはブッラータのコクと相性抜群で、家庭でちょっとした贅沢気分を味わえました。
カプレーゼとの相性は抜群、サラダと合わせるならすっきりした味わいのシャンパンや白ワインもアリだと思います。
軽やかな口当たりとミルキーさを楽しみたい人にとっては充分満足できる一品という印象です。



これからの季節はグリューワインとのペアリングもおすすめですよ。


カルディのブッラータは食べ方次第!美味さを引き出す方法


カルディのブッラータチーズは、そのまま食べても優しい甘みとクリーミーさを楽しめますが、ほんの少し工夫するだけで格段に美味しくいただけます。
結論から言うと、「シンプルに味わう基本の食べ方」と「素材を組み合わせたアレンジ」がブッラータの魅力を引き出すポイントです。
基本の食べ方(オリーブオイル・塩でシンプルに)
とりあえず、そのままいっちゃってください。
特に中のトロトロ部分がおすすめです。
このチーズははじめから完成されているので、そのままで充分深い味わいとコクを持っています。
ありのままを堪能したら、次にオリーブオイルをひとまわしかけ、仕上げに塩を軽くふるだけ。
これだけでブッラータ本来の繊細なミルク感とコクをさらに引き出せます。
ポイントは塩を振りすぎないこと。
はじめから下味があるので、ほんのひとつまみで十分です。
味を強くしすぎてしまうと、せっかくの優しい甘みがかき消されてしまいます。
また、オリーブオイルはクセの少ないエキストラバージンを選ぶとよいでしょう。
カルディのブッラータレシピと人気アレンジ
そのまま食べても申し分ないほどのポテンシャルを秘めているブッラータですが、楽しみ方も豊富。
王道の組み合わせから、ちょっと意外なアレンジまでご紹介します。
生ハムを使った定番レシピ
生ハムとブッラータは鉄板の組み合わせ。
塩気のある生ハムと、ブッラータのクリーミーでミルキーな甘さが絶妙にマッチします。
≪材料≫(2人分)
・カルディのブッラータチーズ 1個
・生ハム 4〜6枚
・ルッコラやベビーリーフ 適量
・オリーブオイル 小さじ2
・黒こしょう 少々
≪作り方≫
1.ブッラータを解凍して常温に戻し、皿の中央に置く。
2.周りにルッコラやベビーリーフを広げ、上から生ハムをふんわりのせる。
3.仕上げにオリーブオイルを回しかけ、黒こしょうを振れば完成。
プロシュートと組み合わせれば、まさに本格イタリアン。
生ハムがブッラータのまろやかさを引き立て、ワインにも相性抜群。
特に白ワインやスパークリングとのペアリングにおすすめです。
TikTokで話題になった桃×ブッラータ
SNSで注目されたのが「桃×ブッラータ」。
フルーツの甘さとチーズのクリーミーさが驚くほど合うと話題になりました。
≪材料≫(2人分)
・カルディのブッラータチーズ 1個
・桃 1個(熟したもの)
・レモン果汁 少々
・オリーブオイル 少々
・はちみつ 小さじ1〜2
・バジルの葉 数枚
≪作り方≫
1.桃を皮ごとくし切り(または皮をむいて薄切り)にする。
2.ブッラータを中央に置き、桃を周りに並べる。
3.上からレモン果汁、はちみつとオリーブオイルを垂らし、バジルの葉を散らす。
桃のジューシーな甘さとブッラータのまろやかさが溶け合い、デザート感覚でも楽しめる一皿。
見た目も華やかなのでSNS映えするのも人気の理由です。
カルディブッラータの価格帯は?


味わいはさることながら、同じくらい気になるのがブッラータの価格帯。
一般的なチーズよりやや高めですが、それには理由があります。
また、ブッラータ以外にも美味しいチーズはたくさんあるので、比較しながら選ぶと自分に合った一品を見つけやすいですよ。
ブッラータの相場は500円〜2,000円、中でもカルディはコスパが優秀
ブッラータ | モッツァレラ |
---|---|
≪価格帯≫ 約500〜2,000円 ≪内容量目安≫ 100〜125g ≪味わい≫ 外はモッツァレラ、中は生クリームのようになめらかでクリーミー ≪向いている料理≫ サラダ、前菜、フルーツと合わせて | ≪価格帯≫ 約250〜350円 ≪内容量目安≫ 100g前後 ≪味わい≫ もちっと弾力があり、ミルク感が爽やか。 ≪向いている料理≫ ピザなどの加熱料理、スイーツ料理 |
私が購入した時点で、カルディのブッラータは税込934円。
サイズも125gと小ぶりで、1〜2人でちょうど食べきれるくらい。
デパートや輸入食品店のブッラータは、同じ内容量なら1,000円を超えることも多いです。
また、レストランで注文すれば一皿1,500円〜2,000円ほどすることを考えると、家庭で手軽に楽しめるのは魅力です。
一方で、ほかのチーズと比べたときの価格帯はどうかというと、スーパーで売られているモッツァレラは100gあたりおよそ300円前後が一般的。
では、ブッラータがやや高めな理由はなぜなのでしょうか。
ブッラータが一般的なチーズよりやや高めな理由
その理由には、製造方法の手間や鮮度管理の難しさ、そして特別感のある食材としての位置づけが関係しています。
ここでは主なポイントを3つに分けて見ていきましょう。
1.製造工程が手間がかかる
ブッラータはモッツァレラの生地の中に生クリームや細かいカードを詰めて袋状に成形する特別なチーズ。
この作業は繊細で職人の手作業に依存する部分が多く、生産コストが高くなります。
2.ブッラータチーズは鮮度が命
ブッラータはフレッシュチーズのため、製造から時間が経つと風味が落ちやすいです。
そのため輸送や保存に工夫が必要で、冷凍で流通させることも多いチーズ。
鮮度管理のコストが価格帯に反映されます。
3.カルディブランド+身近な特別感
ブッラータはそもそも贅沢な存在ですが、カルディで扱われているからこそ「手頃で特別感がある」という付加価値が生まれています。
スーパーではなかなか見かけないチーズを気軽に楽しめる体験は、カルディならではの魅力といえるでしょう。
これらの背景から、一般的なチーズよりも高めの設定となっています。
とはいえ、それに見合うだけの美味しさを兼ね備えているのも事実。
濃厚でクリーミーな味わいは、普段の食卓を一段と華やかにしてくれるでしょう。
ブッラータに見劣りしない!おすすめチーズ×ワイン


ブッラータ以外にも、ワインと抜群に合う魅力的なチーズはたくさんあります。
価格帯もブッラータに近く、アレンジ幅も広いものをチョイス。
「ブッラータ以外にも挑戦したい」という人におすすめですよ。
マスカルポーネ × デザートワイン(モスカート)


柔らかいチーズといえばマスカルポーネ。
どことなくブッラータと似ている気もしますが、実は製法も役割も異なります。
ブッラータが前菜やサラダに使われるごちそうチーズに対し、マスカルポーネはティラミスなどのスイーツなどにもよく使われます。
チーズの中でもクセが少なく、コクと旨みを凝縮している多用途万能タイプなのでいくつあっても困りません。
そんなマスカルポーネに合うのが、モスカートのようなフルーティーで軽やかな甘口ワイン。
チーズのまろやかさにワインの爽やかな果実味が加わり、食後にぴったりなデザート感覚のマリアージュが楽しめます。
ベリーやオレンジを添えればさらに華やかになり、女子会やホームパーティーでも映える一皿に仕上がります。


ブリーチーズ × 白ワイン(シャルドネ・スパークリング)


ブリーは白カビタイプのチーズで、外皮とミルク感あふれるクリーミーな味わいが特徴です。
濃厚でありながらクセが少ないので、ワインと合わせやすいです。
そんなブリーチーズにおすすめなのが、アルザス地方のスパークリング 「Arthur Metz クレマン・ダルザス ブリュット リミテッドエディション」。
ピノ・ブランを主体とした辛口のスタイルで、グリーンアップルや柑橘、白い花のような華やかな香りが広がります。
ブリーのミルキーなまろやかさとワインの果実味&酸味が調和し、バランスの良いペアリングに。
バゲットやナッツ、はちみつと一緒に楽しむと、ワインの爽快感とチーズのコクが相乗効果を発揮します。
チーズはミニサイズかつ個包装なので使い勝手も抜群ですね。


ご自宅のワインに合わせて新しいペアリング体験を
チーズもワインと同じように、本当にたくさんの種類があります。
世界中のワインとチーズを組み合わせてみると、思いがけない相性の良さに出会えることも。
その発見こそがペアリングの大きな楽しみです。
例えばこんなアソートもあるので、ぜひご自宅にワインにあわせて試してみてください。





チーズに合わせて、カルディのワインを選ぶのもアリですよ。


ブッラータの解凍を早くする方法と賞味期限


カルディのブッラータは冷凍販売されていることが多く、「どうやって解凍すればいいの?」と迷う人も多いはず。
正しい方法で解凍しないと食感や風味が落ちてしまうので注意が必要。
特に「早く食べたい」ときほど失敗しやすいので、ポイントを押さえて解凍や保存することが美味しく味わうコツになります。
正しい解凍方法と失敗しないポイント
まず基本となるのは冷蔵庫でゆっくり解凍です。
冷凍のブッラータを冷蔵庫に移し、24時間(丸一日ほど)かけて自然解凍します。
これはパッケージの側面にも書いてある正攻法、一番無難です。



冷蔵庫の温度設定や収納位置によるのかもしれませんが、私の場合は1日と半日ほどかかりました。
解凍のときに注意したいのは、冷凍庫から出した後に温度差が急激に変わること。
常温で長時間放置すると、外側だけが柔らかくなって中がまだ凍っている…という状態になりがちです。
これだと切ったときに中身がシャーベット状で「まずい」と感じてしまう原因になってしまいます。
また、解凍後の賞味期限目安はおよそ3日。
時間が経ちすぎると水分が出てしまい、せっかくの濃厚な味わいが薄まって台無しなんてことも…。
冷蔵庫で解凍したら、なるべく早く食べるのがベストと言えます。
ちなみに、ワインも開栓後は冷蔵庫に入れていても安心しきれません。
詳しくはこちらの記事もあわせてご覧ください。


すぐに食べたいときに便利な流水解凍
「今すぐ食べたい!」「急な来客で準備したい!」というときに役立つのが流水解凍です。
密閉袋に入れたまま冷水を流しながら解凍すると、1~2時間ほどで食べられる状態になります。
注意点は、水が容器の中に入らないようにすること。
ブッラータの容器は表面が紙製のようになっています。
また、基本的にはしっかり密閉されていますが、水だと隙間から入る可能性も否定できません。
直接触れてしまうと風味が落ちてしまうため、注意して解凍しましょう。
フライパンや金属を活かした熱伝導の裏ワザ
割と知られていないのが「鉄製のフライパン」や「ステンレスのトレイ」など熱伝導率の高い金属を利用して解凍を早める方法です。
この方法なら、流水を使わないので水が入る心配もありません。
ただし、ブッラータ容器の形状上、くぼみが多くて接地面が少ないので効率的に熱を逃がせません。
そこでフタや底のくぼみに、アルミホイルをくしゃくしゃにして凸凹を埋め、その上からフライパンやトレイで挟み込みます。
アルミ自体も熱伝導率が高いので解凍スピードを助ける上に、接触面積が広がることで熱を効率よく逃がすことができるはず。
早ければ流水と同程度の時間で解凍できますが室内温度によって左右されるので、あくまで目安となります。
【まとめ】カルディのブッラータはまずいどころか美味しい一品
好みに合わない場合は確かに美味しく感じられませんが、それはどんな食べ物にも言えること。
個人的にはまずいどころか、むしろ濃厚でクリーミーな味わいに驚かされるチーズでした。
ここまで解説してきたように、ブッラータはそのまま食べてもワインや料理と合わせても楽しめる、特別感のあるチーズです。
最後にもう一度、ポイントを整理してみましょう。
【カルディブッラータチーズのまとめ】
・「まずい」という声は単なる噂の可能性が高く、実際はミルク感が濃厚でクリーミーな味わいと評価する人が多い
・外側はモッツァレラ、内側はとろりとしたストラッチャテッラが詰まっており、食感のコントラストが魅力
・シンプルにそのままや、オリーブオイル+塩だけでも十分美味しい
・生ハムやトマト、桃などのフルーツと合わせると華やかな一皿になる
・白ワインやスパークリングワインとの相性が特に良く、家庭で手軽にペアリングが楽しめる
・解凍は冷蔵庫で丸一日が基本、流水や常温のトレーを使えば時短も可能
・開封後は早めに食べ切るのがベスト、余ってもパスタやサラダに活用できる
・価格帯はやや高めだがカルディは比較的入手しやすく、特別感を味わえるチーズ
カルディのブッラータは「まずい」という噂もありますが、実際に食べてみるとその逆で、とてもクリーミーで贅沢な美味しさでした。
シンプルに味わうのはもちろん、生ハムやフルーツと合わせれば、ちょっとしたご褒美の一皿に早変わり。
気軽に楽しめる上に特別感もあるチーズなので、ぜひ一度試してみてください。
宜しければこちらも合わせてご一読いただけると嬉しいです。



