シャトー・ディケムという名前を聞くと「すごく高いワイン」「特別な日に飲むもの」そんなイメージが先行しますよね。
実際に調べてみると、ヴィンテージごとに評価が違ったり、価格帯に大きな差があったりして。
ナナシー結局どれが当たり年なの?



これは適正価格なのか…?
そんな風に迷ってしまう方も多いと思います。
そこでこの記事ではシャトー・ディケムの当たり年や相場について、徹底リサーチしてみました。
特別な1本だからこそ、失敗しないように。
そのための入り口として、まずはここから一緒に見ていきましょう。
シャトー・ディケムの当たり年一覧


とにかく一番気になるのは、「結局、どの年が評価されているのか?」という点だと思います。
結論からお伝えすると、最も有力なヴィンテージは「2001年」。
続いて、総合的な観点から「1989年」と「2016年」も非常に優れています。
世界的なワイン愛好家たちの評価や著名なパーカーポイントから整理してみました。
≪シャトー・ディケム年代別評価一覧≫
| ヴィンテージ | Vivino評価/件数 | パーカーポイント |
|---|---|---|
| 2016 | 4.7(約1400件) | 98 |
| 2015 | 4.7(約1000件) | 99 |
| 2011 | 4.7(約1100件) | 94 |
| 2009 | 4.7(約800件) | 100 |
| 2008 | 4.7(約1500件) | 95 |
| 2007 | 4.7(約1200件) | 98 |
| 2006 | 4.7(約1300件) | 98 |
| 2005 | 4.7(約2400件) | 98 |
| 2004 | 4.7(約1100件) | 92 |
| 2003 | 4.7(約1700件) | 96 |
| 2002 | 4.7(約1200件) | 93 |
| 2001 | 4.8(約1700件) | 100 |
| 1999 | 4.7(約2800件) | 92 |
| 1998 | 4.7(約3300件) | 95 |
| 1997 | 4.7(約2400件) | 95 |
| 1996 | 4.7(約3300件) | 95 |
| 1995 | 4.7(約2400件) | 95 |
| 1990 | 4.7(約2300件) | 98 |
| 1989 | 4.8(約1200件) | 99 |
| 1988 | 4.7(約1200件) | 96 |
| 1986 | 4.7(約1200件) | 98 |
ディケムの特性上、熟成期間が非常に長いので、全ての年代の掲載が難しいです。
そこで、特に評価が高く、評価件数の多いヴィンテージを抜粋しました。
次に取扱い状況と取扱店の評価をチェック、総合的におすすめできる1本をご紹介します。
シャトー・ディケム 2001|完成度の高さで語られる年
2001年は、シャトー・ディケムを語るうえで必ず名前が挙がる年。
「完璧に近いバランス」と評されることが多く、甘さだけでなく、透明感や余韻の長さまで含めて非常に整っています。
若いうちから完成度が高く、同時に長期熟成にも耐えるという理想的な条件を備えた1本。
そのため、飲むタイミングを選ばず、どの段階でも高い満足感を得やすいのが特徴です。
決して安くありませんが、「なぜ高いのか」が最も理解しやすいヴィンテージとも言えます。
迷ったときに基準となる、シャトー・ディケムの“完成形”のような存在です。
シャトー・ディケム 2016|入手しやすさと評価のバランスが良い年
2016年は、「ディケムを手に取る人」にとって現実的な選択肢になりやすい年です。
甘さはしっかりありますが、輪郭がはっきりしていて飲み疲れしにくい印象があります。
評価も高く、将来性も期待されていますが、まだ極端に高騰していない点が魅力。
現実的に選びやすい当たり年と言えるでしょう。
「ディケムは初めて」「あまり気負わずに楽しみたい」そんな人にとって、ちょうど良い立ち位置のヴィンテージです。
こちらは手の届きやすいハーフボトルもあるのでご参考までにどうぞ。
【ハーフボトル】
シャトー・ディケム 1989|歴史的評価を受ける名年
1989年は、若さよりも“時間の積み重ね”が魅力のヴィンテージ。
いわゆる“伝説級”と呼ばれる年の一つです。
この年のディケムは、若いうちは力強く、少し近寄りがたい印象を持たれることもありました。
しかし時間が経つにつれ角が取れ、はちみつやドライフルーツ、ナッツのような香りが重なっていきます。
保存状態の影響を受けやすい年でもあるため、入手先は慎重に選びたいところ。
ディケムの本質を知りたい人にとって、象徴的なヴィンテージです。
ちなみにオーパスワンも、ヴィンテージごとの評価差がはっきり出る銘柄として知られています。


当たり年の次に押さえておきたいシャトー・ディケムの知識


ディケムを知らない人からすると、「そもそも、なぜこんなに特別扱いされているの?」と感じる方も多いと思います。
正直なところ、ディケムは少し“話が飛びがち”なワイン。
価格帯の話が先に出たり、当たり年の数字だけが並んだり。
でも、本当に大切なのは”前提となる土台の理解”です。
ここを押さえておくと、当たり年や相場の話が、ぐっと腑に落ちるようになりますよ。
シャトー・ディケムの産地・醸造方法
ディケムの発祥はフランス・ボルドー地方ソーテルヌ地区。
1855年の公式格付けで唯一「特別第1級」とされた貴腐ワインです。
セミヨンを主体に、ソーヴィニヨン・ブランを補助的に使用し、ボトリティス・シネレア(貴腐菌)の作用を最大限に活かして造られます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 産地 | フランス・ボルドー地方 ソーテルヌ地区 |
| 格付け | 1855年格付け 唯一の特別第1級 |
| 使用品種 | セミヨン主体、ソーヴィニヨン・ブラン |
| 貴腐菌 | ボトリティス・シネレア(貴腐) |
| 収穫方法 | 何度も畑を回り、完熟・貴腐粒のみ手摘み |
| 収量 | 1本の樹からグラス1杯分程度 |
| 発酵 | オーク樽発酵 |
| 熟成 | 新樽100%のフレンチオークで約3年以上 |
| リリース | 収穫から約4年後(プリムール原則不参加) |
| 特徴 | 品質に満たない年は「造らない」 |
収穫は一度で終わらず、完熟や貴腐化の進行を見極めながら何度も畑を回り、適した粒のみを手摘みで選果。
発酵はオーク樽で行われ、その後も新樽100%のフレンチオークで約3年以上熟成されます。
瓶詰め・リリースは収穫から約4年後と遅く、市場に出るまでに長い時間を要するのも特徴です。
シャトー・ディケムが「別格」と言われる理由
ソーテルヌという地域自体、甘口ワインで有名なのですが、その中でもディケムは「ちょっと別枠」な存在。
理由を一言で言うと、妥協しないからです。
多くのワインは、多少出来に差があっても毎年リリースされます。
一方でディケムは「この年は納得できない」そう判断した場合、ワインそのものを造らないという選択をします。
実際、歴史の中で生産されなかった年がいくつもあります。
中途半端なものは出さない。
この姿勢が、長い時間をかけつつも確かな品質の信頼へと繋がってきました。
シャトー・ディケムの相場
シャトー・ディケムの話になると、どうしても避けて通れないのが「相場」です。
フルボトルなら最低でも6万円以上、ヴィンテージによっては数十万、数百万の値が付くことも…。
正直言って、ディケムの値段は年によってかなり違います。
では、その価格差は何で決まるのか。
大きく3つの要素から説明できます。
その年のヴィンテージの良し悪し
ディケムの相場を左右する大きな要素の一つが、その年の出来です。
天候に恵まれ、評価が高かった年ほど人気が集まりやすく、価格も上がる傾向があります。
「当たり年」と呼ばれる年は、時間がたっても評価が落ちにくく、需要が安定しやすいのが特徴。
その結果、市場でも値崩れしにくい年として扱われます。
生産年の希少性
上述したように、ディケムは出来が悪い年は造らないことがあります。
そのため、不作の年や生産量が少ない年は、そもそも市場に出回る本数が減少。
結果、消費だけが伸びるので需要と供給の観点から希少性が上がり、価格帯に反映されます。
また、年号ワインとしても人気が高く、記念日や節目の年に合わせて選ばれることもしばしば。
その結果、特定のヴィンテージに需要が集中、希少性を高める要因の一つとなっています。
保存状態や流通経路
同じヴィンテージでも、どのような環境で保管され、どこを通ってきたかで価格帯は変わります。
特に長期熟成を前提とする高級ワインでは、保管状態の差が直結しやすいです。
例えば、オークション経由のボトルなのか、それともインポーターや小売店で安定した温度・湿度管理がされてきたものなのか。
その違いによって、ワインに対する信頼度や安心感には大きな差が生まれます。
「どこを通ってきたワインか」は、味わいだけでなく相場を考えるうえでも、意外と重要なポイントになります。
シャトー・ディケムの”飲み頃”と”期待値”
シャトー・ディケムの飲み頃は、基本的に収穫から10〜15年以降と考えられています。
早すぎて楽しめない、ということはありませんが、真価が見えてくるのは少し時間が経ってから。
理由は、ディケムがとても「体力のあるワイン」のためです。
高い糖度と、それを支えるしっかりした酸を持つため味が崩れにくく、むしろ複雑さが増していきます。
10〜20年ほどの熟成では、はちみつや完熟した果物の甘さが中心で比較的わかりやすい味わい。
さらに年月が進むとナッツやカラメル、スパイスのような香りが重なり、奥行きのある表情に変化します。
特に評価の高いヴィンテージでは50年、場合によっては100年近く飲み頃が続くとのこと。
これは決して誇張ではなく、実際に古いボトルが今なお楽しまれているからこその評価です。
今飲むか、未来に残すか。
その選択肢は、シャトー・ディケムならではの魅力と言えるでしょう。
シャトー・ディケムの様々な楽しみ方


ディケムについて調べると、「甘いワイン」「デザートワインの王様」といった言葉をよく目にします。
ただ、実際のディケムは“甘いだけのワイン”ではありません。
ここでは、普段あまり語られることのない名前やラベルの背景に注目してみましょう。
あわせて、最適な料理とのペアリングなど、ディケムの魅力を整理します。
名前とラベルに込められた意味
実は、シャトー・ディケムの名前にはロマネ・コンティのような詩的な意味も、モンラッシェのような宗教的語源もありません。
シャトーは「城・領地」などを現し、ディケムは「イケム家・イケムの土地」という意味です。
それでも”ディケム”という固有名詞そのものが、世界最高峰の甘口白ワインを意味する言葉になっています。
これは、ワイン史でも極めて稀な存在。
また、ディケムのラベルも非常にシンプルです。
色使いも極端に少なく、記載されているのは王冠やディケムの建物、年代のみ。
シャトー・ディケムという存在は”ただそこにある”を体現しています。
その代わりに、「何百年も続く土地の名」だけを静かに置く。
歴史ある1本だからこそ、分かる人に説明は不要ということなのでしょう。
もし手に取る機会があれば、「なぜ“特別1級”なのか」「なぜラベルが何世紀も変わらないのか」その視点で眺めてみてください。
最適な温度と料理とのペアリング
シャトー・ディケムは「デザート専用」ではありません。
”温度を1〜2℃動かすだけで主役にも脇役にもなる”、それが“特別1級”の所以。
グラスに注いでからの温度上昇も味の変化として楽しむのが通といえます。
料理とのペアリングは以下のとおりです。
また、「ワイン単体で、ゆっくり味わう」という楽しみ方も好相性。
甘さ・酸・香りがしっかりしているため、無理に何かを合わせなくても、一杯だけで満足感を得やすいワインです。
シャトー・ディケムと肩を並べる三大貴腐ワイン
ご存知の方も多いと思いますが、世界には同じように特別な評価を受けている貴腐ワインがいくつかあります。
ここでは、ディケムと比較されることが多い代表的な貴腐ワインを見てみましょう。
どれも方向性は違いますが、甘さの質と完成度が評価されているワインばかりです。
トカイ(ハンガリー)
トカイは、ハンガリー北東部トカイ地方で造られる、世界最古級の貴腐ワイン産地。
なかでも「トカイ・アスー」は、貴腐化したぶどうを通常のワインに加えて仕込む独特の製法で知られています。
甘さの度合いをプットニョスという単位で示し、数字が大きいほど凝縮した甘さと複雑さを持ちます。
トカイアスーはかなり甘いため、1杯は40〜60mlほどが一般的。
飲むというよりは体験する、という感覚に近いワインです。
ディケムが「料理と楽しむ完成度の高い美酒」だとすれば、トカイは「甘口ワインの文化を体験する存在」と言えるでしょう。
さらに詳しく知りたい場合は以下でご紹介しています。


トロッケンベーレンアウスレーゼ(ドイツ)
トロッケンベーレンアウスレーゼ(TBA)は、ドイツを代表する最上級の甘口ワイン。
TBAは、貴腐菌によって水分が抜け、干しぶどうのようになった粒だけを一粒ずつ厳選。
糖分は非常に高いですが、主に使われるリースリングの酸が全体を支え、「甘いのに重たくない」という不思議なバランスが生まれます。
また、TBAの文脈でよく名前が出てくるのがゲゼルマンです。
実はゲゼルマンはドイツではなくオーストリアの生産者ですが、毎年安定してTBAを造れる数少ない造り手として知られています。
貴腐管理の精度と国際的な評価の高さから、「TBAを知るならまずゲゼルマン」と言われる存在です。
誤解されがちなシャトー・ディケム イグレック


シャトー・ディケムについて調べていると、必ずと言っていいほど目に入る名前。
それが「イグレック(Y)・シャトー・ディケム」です。
名前が似ているせいで、「安いディケム」「セカンドワイン」と誤解されがちですが、ここはきちんと整理しておく必要があります。
イグレックは辛口の白ワイン
まず結論から言うと、イグレックは甘口ではありません。
シャトー・ディケムが造る、完全な辛口白ワインです。
【イグレック・シャトー・ディケムの基本情報】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ワインタイプ | 辛口白ワイン |
| 主な使用品種 | ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン |
| ディケムとの違い | 貴腐ワインではない/甘くない |
| 位置づけ | ディケムの別ライン(格下ではない) |
| 醸造スタイル | フレッシュさと熟成力を両立 |
| 熟成 | ステンレスタンク+樽熟成 |
| 飲み頃の幅 | 若いうち〜数年熟成 |
| 価格帯の目安 | 数万円前後(ヴィンテージにより変動) |
使われる品種は、主にソーヴィニヨン・ブランとセミヨン。
ソーテルヌの畑で育ったぶどうを使いながら、貴腐化させず、フレッシュな状態で仕込まれます。
味わいは柑橘や白い花、ハーブのような香りに、きれいな酸と張りのある骨格。
「ディケムの甘さ」を期待して飲むと、確実にイメージがズレます。
イグレックは、ディケムの畑と哲学を使って造られた、本気の辛口白です。
シャトー・ディケムにセカンドワインは存在しない
ここが一番混乱しやすいポイントです。
多くのシャトーには「ファースト」「セカンド」という考え方がありますが、シャトー・ディケムにセカンドワインは存在しません。
理由ははっきりしています。
前述したように、ディケムは基準に達しない年はそもそもワインを造らないという哲学を貫いているため。
格下げして別ラベルで出す、という発想そのものがありません。
ここを理解しているだけでも、イグレックの評価や位置づけが見えてきます。
イグレックの評価と当たり年
イグレックにも「評価が安定して高い年」は存在します。
当初、2019年が当たり年として注目されていましたが、現在はECでの取り扱いがほぼ見当たりません。
そこで現実的な選択肢としておすすめしたいのが2022年ヴィンテージです。
理由はシンプルで、評価に大きな差がなく、価格帯と入手性のバランスが非常に良いからです。
Vivinoの評価を整理すると、以下の通りです。
| ヴィンテージ | Vivino評価/件数 |
|---|---|
| 2022 | 4.5(約60件) |
| 2020 | 4.5(約180件) |
| 2019 | 4.6(約300件) |
| 2018 | 4.5(約310件) |
| 2017 | 4.5(約620件) |
| 2016 | 4.5(約680件) |
| 2015 | 4.5(約550件) |
| 2014 | 4.4(約500件) |
| 2005 | 4.5(約200件) |
事実として2019年は評価がわずかに上。
しかし、味わいとして体感できる差は小さく、価格帯や入手難易度には大きな開きがあります。
そのため、”今イグレックを選ぶなら”2022年が最も現実的です。
甘口ディケムと比べても現実的で手の届く範囲。
「ディケムの哲学を、別の形で体験する」という意味では、とてもわかりやすい一本だと思います。
シャトー・ディケムならろくでなしさんも参考に


理由はシンプルで、ディケムの情報を“ヴィンテージ単位で掘り下げている”ためです。
各年代ごとに当時のコメントや熟成状況、飲み頃予測など、かなりの情報量が並んでいます。
加えて、収穫期間の長さや香りの具体像、時間経過による味わいの変化まで含めて語られています。
ディケムのように数字だけでは語りきれないワインを理解するうえで、参考にする価値のある情報源のひとつでしょう。
ただし、「ディケム全体を効率よく知りたい人」には少し情報量が多いかもしれません。
結局どれがおすすめか分からず、迷ってしまうことも…。
また、情報は2023年と少し古く、年代ごとに羅列されているので読破までにはかなりの時間がかかります。
ディケムを更に深く知りたいという方はチェックしてみてくださいね。
シャトー・ディケムに関するQ&A
ここでは、ディケムについて多くの人が気になりやすいポイントをQ&A形式でまとめてみました。
関心のあるところだけ拾い読みしてもOKです。
Q.シャトー・ディケムはなぜ高いの?
Q.何年くらいまで飲める?熟成期間は?
Q.ディケムの開栓前・開栓後の最適な保存方法は?
ディケムを検討している場合は、合わせてワインセラーをチェックしてみてください。
最近では本格的な仕様でありながら、2万円以下など手の届きやすいタイプがたくさん出ています。
入門としては以下のような小型のワインセラーがおすすめです。
Q.開栓後はどれくらい日持ちする?
Q.シャトー・ディケムの相場は今後どうなる?
【まとめ】シャトー・ディケムの当たり年と相場から納得の1本を
ディケムは情報も専門的、なんとなく“遠いワイン”に感じてしまうのも無理はありません。
ですが当たり年や相場の考え方、造りの背景を知っていくと、決して「難しいワインではない」ことが見えてきます。
最後に、この記事のポイントを整理しておきましょう。
≪シャトー・ディケムと当たり年まとめ≫
◆ ディケムは、基準に達しない年は造らない、徹底した哲学を持つワイン
◆総合的観点からの当たり年は「2001・2016・1989」
◆全体の相場は6万円前後~数十万円、「評価」「希少性」「状態や流通経路」など複数の要素で決まる
◆飲み頃は一つではなく、10〜15年後から数十年単位で楽しめる“幅のあるワイン”
◆最適な提供温度は10〜12℃が基本、重くなりすぎず、香りが立ちやすい
◆フォアグラ、ブルーチーズ、シンプルなデザートなどペアリングの自由度が高い
◆三大貴腐ワインはそれぞれ方向性も楽しみ方もまったく異なる
◆イグレックはセカンドワインではなく、ディケムが造る別思想の辛口白ワイン
ディケムは、ただ飲むためのワインというより、時と歴史を感じるワインだと思います。
どの年を選ぶか、いつ飲むか、誰と飲むか。
そのすべてが、一本の体験として積み重なっていきます。
もし気になるヴィンテージが見つかったなら、ぜひその年の背景にも目を向けてみてください。
グラスの中の甘さや香りが、少し違って感じられるはずです。
宜しければこちらもご一読ください。











