長年愛されてきたイギリス発祥の甘口ワイン「ストーンズジンジャー」。
ほんのり甘くてスパイシーな生姜の香りが特徴的で、ソーダやお湯で割ったり、冬はホットで楽しんだりと多彩な飲み方がありました。
mikuそんな定番の1本が終売になったというニュースを耳にして、驚いた方も多いのではないでしょうか。
親しんできた味が突然姿を消すのは、ファンにとって大きなショックです。
この記事では、ストーンズのジンジャーワインがなぜ終売になったのか理由を整理し、現在の販売店や在庫状況をチェックしていきます。
また、代わりに楽しめるおすすめのジンジャーワインや生姜のお酒もピックアップしてみました。
入手できなくなるのは残念ですが、何一つ変わらないものはありません。
懐かしい記憶と共にストーンズジンジャーを思い出しながら、今回の終売経緯を見てみましょう。
ストーンズのジンジャーワインが終売した理由とは


結論から申し上げますと、ストーンズジンジャーが終売した理由は不明です。
メーカーから正式な理由は明らかにされていません。
単純に輸入を終了したことだけが公開されていました。



つまり取り立てて大きな原因や理由はないのかもしれません。
そこでリサーチした事実から整理、一般的な意見として推測してみます。
輸入メーカーである「サントリーの取扱い」が終了
まず、終売の大きな理由は日本の輸入元であるサントリーが正式に取扱いを終了したことです。
ストーンズジンジャーは、イギリスのマッキンレー社が製造する酒精強化ワインで、日本では長年サントリーが輸入を担っていました。
しかしサントリーの公式サイト「製造終了商品一覧」に掲載されたことで、国内での販売は事実上終了となったのです。
この動きの背景にはいくつかの要因が考えられます。
大きな要因のひとつは需要の変化でしょう。
日本ではお酒離れが進んでおり、特に若い世代は健康志向やライフスタイルの変化から日常的にお酒を飲まなくなっています。
また、ストーンズジンジャーワインは甘口で飲みやすい一方で、毎日飲む定番というより限定的なファン向けのニッチな存在でした。
市場全体が縮小するなか、販売数の少ない商品を維持するのは困難だったと考えられます。
さらに、円安や輸送費の高騰など輸入コストの影響も想像できます。
大手メーカーでは売れ行きの安定しない商品を整理することも多いので、コストと需要の両面から終売と判断された可能性も否定できません。
海外では現在も流通している
国内では姿を消したストーンズのジンジャーワインですが、完全に生産が止まったわけではありません。
生産元であるイギリスのマッキンレー社は今も稼働しており、イギリス国内や一部の国では流通が続いています。
そのため、現地のスーパーや酒販サイトでは購入できるかもしれません。
ただし、個人輸入や並行輸入はコストや手間を考えると現実的ではないでしょう。
酒類の輸入は規制も多く、一般的な愛飲者にとってはハードルが高いです。
事実上日本では入手困難、気軽に飲むことは難しくなりました。
ストーンズのジンジャーワインはまだ入手できる?販売店と在庫状況


多くの人が真っ先に考えるのは「まだどこかで買えるのだろうか」という点でしょう。
愛飲していた人にとっては、せめて最後にもう1本だけ手に入れたいという気持ちが自然に湧いてくるもの。
ここでは大手のオンラインストアと実店舗に分けて、現在の販売状況を見ていきます。
大手オンラインストアには在庫なし
Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどを確認してみましたが、すでに「在庫なし」「取り扱い終了」と表示されるケースがほとんどでした。
販売ページは残っていても在庫は空、「再入荷未定」と記載されていることも多く、今後の仕入れ見込みは薄いと考えられます。
一部の並行輸入業者が小規模に取扱う場合もありますが、数量は限られており、価格帯も通常より高騰のケースが多いです。
ファンの間ではすでに情報共有されている状況なので、残っている在庫があればすぐに売り切れてしまうのが実情。
また、注意したいのは終売商品にありがちな「中古ボトルの出品」や「不明瞭なルートの販売」です。



実際にメルカリや怪しいサイトでは定価の5倍近い価格帯で出品されている例を見ました。
長期保存によって品質が落ちていたり、偽物などが紛れ込みやすいため、購入時には信頼できるかしっかり確認する必要があります。
実店舗でも手に入りにくくなっている
こちらも現状では入手が非常に難しいです。
サントリー公式の輸入終了を受け、国内の流通ルート自体が途絶えているため店舗に商品が入荷することはありません。
また、実店舗では情報がすぐに共有されるため、常連や関係者へ優先的に回るケースが多いと考えられます。
ごくまれに地方の酒屋や業務用の卸倉庫で、売れ残った在庫が棚に残っているケースがあるかもしれません。
ただしそれは例外的なケースで、探し回っても見つかる可能性は低いでしょう。
入手したい気持ちは理解できますが、時間や労力をかけて実店舗を回るよりも代替商品を探すほうが現実的といえます。
代替品として楽しめるおすすめワイン・リキュール3選


このようにストーンズジンジャーは終売となり、国内ではほぼ入手できない状況になりました。



しかしご安心ください。
生姜の風味や甘口の味わいを楽しめる代替品は存在します。
ここではストーンズに近い味わいを持つものから新しい発見につながる1本まで、厳選した3つの商品をご紹介します。
カリス ジンジャーワイン|ストーンズに最も近い甘さ控えめのジンジャー
まず最初に紹介したいのが「カリス ジンジャーワイン」です。
ストーンズと同じイギリス産のジンジャーワインで、カテゴリーも甘口の酒精強化ワインと共通しています。



実際はストーンズよりも甘さ控えめ、辛口ジンジャーといった印象。
私はこちらのほうが好みかもしれません。
夏場はソーダ割り、冬はホットで割ると体が温まり、まさにストーンズの代わりとして違和感なく楽しめます。
「ストーンズに似たものを探している」という方には第一候補となるでしょう。
実際に多くの酒屋さんが代替案としておすすめしている間違いナシの一品です。
養命酒 生姜のお酒 蜂蜜仕立て|和風で飲みやすい
名前の通り、養命酒製造が手がけるリキュールで、生姜に加えて蜂蜜のやさしい甘さが感じられる1本です。
ワインではなくリキュールに分類されますが、ストーンズ同様に「甘口で飲みやすい」「生姜の香りが楽しめる」という点で共通しています。
着色料・香料不使用で高麗人参をはじめとした12種類のハーブを配合しており、自然志向・健康志向の方にも選ばれやすい1本。
寒い季節にはお湯割りにして体を温める目的で飲む方も多いです。
ストーンズのジンジャーワインに比べると蜂蜜由来のまろやかさが強く、和風の甘口酒として日本人の嗜好に合いやすいでしょう。
島根ワイン しょうがのスパークリング|爽快感と新しい発見
最後に紹介するのは、ちょっと変わり種として「島根ワイン しょうがのスパークリング」です。
日本ワインの産地・島根県が手がけるスパークリングタイプのお酒で、ぶどうの果実味に加えて生姜の爽やかな香りが楽しめます。
スパークリングなのでストーンズのしっとりした甘口ワインとは異なりますが、「生姜の風味を感じたい」「炭酸の爽快感もほしい」という方にはぴったりです。
乾杯のシーンや食前酒としても使いやすく、普段のワインとは違ったアクセントを加えてくれるでしょう。
ストーンズを懐かしむ気持ちと同時に、新しい味わいとの出会いを楽しめる1本です。
【ストーンズジンジャーワインのおすすめ代替品3選】
◆ストーンズに近さを求めるなら「カリス ジンジャーワイン」
◆自然志向や健康志向、和風の飲みやすさなら「養命酒の生姜のお酒」
◆新しい発見を求めるなら「島根ワイン しょうがのスパークリング」
甘口ワインといえば、同じくロングセラーの赤玉ワインやアップルワインも人気がありますよ。
こちらも試してみると、新しい発見があるかもしれません。




ストーンズジンジャーで楽しんだシャンディガフ風アレンジ


ストーンズジンジャーの楽しみ方のひとつに「シャンディガフ」がありました。
その独特の生姜の風味と甘みからシャンディガフに使われることが多く、日本でもファンの間で人気を集めていました。
ここではシャンディガフの魅力と、代替品を使ったアレンジについて解説します。
ちなみにシャンディガフ好きの方にはぜひ試していただきたいのがオレンジワイン。
人によってはビールっぽさを強く感じるのでおすすめですよ。


シャンディガフはイギリス発祥のカクテル
シャンディガフとは、ビールとジンジャーエール、またはジンジャービアを割って作るシンプルなカクテルです。
アルコール度数が低くなることに加えてビール独特の苦みが和らぐため、お酒があまり得意でない人でも飲みやすいのが特徴です。
イギリスでは昔から夏の定番ドリンクとして親しまれてきました。
ストーンズは甘口の酒精強化ワインですが、生姜の風味が強いためシャンディガフに使うと独特の味わいが生まれます。
通常のシャンディガフよりも甘みがあり、体を温める感覚も楽しめることから、日本でも「冬にホットで割る」などオリジナルの飲み方が広がった経緯があります。
このように、シャンディガフはもともと身近でカジュアルなカクテルですが、ストーンズが加わることでより特別な一杯へと変化していきました。
シャンディガフの作り方と代替ワインでのアレンジ
基本のシャンディガフの作り方はとても簡単。
ビールとジンジャーエールを1:1の割合で混ぜるだけで完成します。
ストーンズを使った場合も同じく、半分ずつ注ぐのが定番でした。
終売となった今は、代替品として「カリス ジンジャーワイン」や「養命酒の生姜のお酒」を使うことで似た風味を再現することができます。
カリスはストーンズに風味がよく似ているため、代替品として最も違和感なく楽しめるでしょう。
ただし、カリスは甘みよりも生姜の風味が前面に出るため、より引き締まったキレのある味わいになります。
また、養命酒の生姜のお酒は蜂蜜のまろやかさが加わり、違った魅力のあるシャンディガフ風になります。
終売後も代替品を使ったアレンジを工夫すれば、その楽しみ方を受け継ぐことはできるはず。
ストーンズを知る人にとっては懐かしさを、新しい人にとっては手軽なカクテルの入り口を与えてくれるのが、シャンディガフという存在です。
【まとめ】ストーンズジンジャーワインの終売は残念だけど代替品で楽しむ
生姜特有の香りとやわらかな甘みはソーダ割りやシャンディガフ、さらにはホットなど幅広いアレンジで楽しまれ、長年多くのファンに愛されてきました。
しかし、輸入元であるサントリーの取扱い終了により、日本国内では事実上の「終売」です。
残念ながら、再び日本の酒販店に並ぶ可能性は極めて低いでしょう。
とはいえ、代わりの選択肢を見つけることでストーンズの懐かしさを受け継ぐことはできます。
さらに新たな一杯との出会いが、思わぬ楽しみを広げてくれるかもしれません。
記事の要点を改めて整理しておきましょう。
【ストーンズのジンジャーワインまとめ】
■ストーンズジンジャーワインは日本国内では事実上の終売
■明確な終売理由は非公開、市場の変化やコスト、メーカー事情が起因と考えられる
■生産自体は海外で継続中、日本国外なら入手可能
■現時点で大手ECサイトでは在庫がなく、実店舗の入手も難しい
■代替品は存在するので好みに合わせてお試しあれ
■最もオーソドックスな楽しみ方はシャンディガフ
ストーンズジンジャーを既に気軽に手に入れることは叶わなくなりました。
それでも、その味わいを懐かしむ気持ちや思い出の中の一杯は消えることはありません。
大切なのはその記憶を胸に、新しい一杯との出会いを楽しむこと。
これから口にする「カリス」や「養命酒の生姜のお酒」、「島根ワインのスパークリング」が、新しいストーリーを紡いでくれるかもしれません。
終売は終わりではなく、次の発見の始まりです。
ぜひ自分だけの新しいお気に入りを見つけてみてください。
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