ナチュラルワインがまずい理由は?苦手に感じる原因と“飲みやすいタイプ”を徹底解説

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ブドウ畑と城を背景にしたナチュラルワインの魅力を伝えるサムネイル画像

ナチュラルワインって、ちょっと気になりませんか。

SNSでもよく見るし、なんだかオシャレな雰囲気がありますよね。

でも実際に飲んでみると。

ナナシー

え、思っていた味じゃない…?

ナナシー

なんか鼻につく…。

などと戸惑う人がかなり多いんです。

酸っぱかったり、少し香りが独特だったり、にごって見えたり。

実はこれ、あなたの舌がおかしいわけではなくて、ナチュラルワインそのものの特徴なんです。

それが「おいしい!」と感じる人もいれば、「ちょっと苦手かも…」と感じる人も。

でも、安心してください。

ナチュラルワインには“飲みやすいタイプ”もちゃんとあります。

【この記事で分かること】
・ナチュラルワインの正体
・ナチュラルワインが向いている人、向いていない人
・初心者でも失敗しない選び方

読み終わるころには、ナチュラルワインのことが理解できて、次に選ぶときのヒントになるはずです。

それでは、一緒にナチュラルワインの世界をのぞいてみましょう。

美味しいナチュラルワインなら、こちらが参考になりますよ。

目次

ナチュラルワインを“まずい”と感じる理由

料理は食べ終わっているのに、にごりのあるナチュラルワインだけがグラスに残された食卓の様子。初心者が味のギャップに戸惑うシーンを表現した写真。

ナチュラルワインを初めて飲んだとき、「なんだか酸っぱい」「においが独特」「少し濁って見える」といった違和感を持つ人はとても多いです。

miku

実は、この“戸惑い”こそ、ナチュラルワインを理解する最初のポイントになります。

ここでは、なぜそう感じやすいのか、分かりやすく整理していきます。

初心者が戸惑いやすい酸っぱさや香り

ナチュラルワインを飲んだとき、一番多く聞くのが「酸っぱい」という感想です。

そう感じる理由のひとつは、ナチュラルワインの造り方にあります。

自然酵母で発酵させたり、必要以上に手を加えない製法では、葡萄が持つ酸味がそのまま残りやすいという特徴が生まれます。

また、発酵の過程で少しだけ炭酸のようなピリッとした感じが残ることも。

これが、飲み慣れたワインと比べると「酸味が強く感じる」という印象に繋がります。

普段、まろやかで落ち着いた味わいのワインを飲んでいる人ほど、ナチュラルワインの酸味に驚いてしまうかもしれません。

ただし、酸味が強いからといって“品質が悪い”というわけではないです。

ナチュラルワインでは、むしろよくある個性のひとつ。

酸味がしっかりしているワインの中にも、フルーツのように軽やかで飲みやすいものがたくさんあります。

大切なのは、自分にとって心地よい酸味のタイプを知ることなんです。

話題性によるイメージと味のギャップ

もうひとつの大きな理由は、「人気のイメージ」と「実際の味わい」のギャップ です。

SNSでは、ナチュラルワインは“やさしくて飲みやすい”とか“オシャレ”というイメージで紹介されることばかり。

miku

ラベルもかわいいものが多くて、写真映えも良いです。

そのため、「みんながおいしいって言ってるし、きっと間違いないだろう」という気持ちで手に取る人が増えています。

しかし、実際には味の幅がとても広く、ひと口に“ナチュラルワイン”と言っても、性格はさまざまです。

この幅広さを知らないまま選んでしまうと、「イメージと違う…」「優しい味だと思ったのに…」というギャップが生まれてしまいます。

ナチュラルワインが人気なのは本当ですが、人気の理由=飲みやすい、とは限らないと覚えておきましょう。

ここを理解しておくだけで、「合うタイプ」「合わないタイプ」が判断しやすくなり、選ぶときの失敗がグッと減ります。

ナチュラルワインはなぜ人気なのか?

ナチュラルワインは、通常のワインに比べて以下のような点が特筆しています。

・作り手の考え方がストーリーとして伝わりやすい
・土地や葡萄の味わいを“そのまま感じられる”
・環境や自然に寄り添った造りが共感されやすい

現代では「どんな味か」だけでなく、“どう造られているか”や“どんな想いがあるか” を楽しむ人が増えています。

その流れにぴったり合っていたのが、ナチュラルワインでした。

その一方で、自然な造り方ゆえの“個性の強さ”があり、飲む人によって感じ方が大きく分かれることもあります。

自然のままの葡萄らしさが魅力と感じる人もいれば、「ちょっと強く感じるかも」と思う人もいるでしょう。

例えるなら、野菜をそのまま食べたときの“素材感”に近いものがあります。

味付け次第で食べやすくなる料理と、素材のままの味を楽しむ料理があるように、ナチュラルワインもタイプによって感じ方が変わるんですね。

つまり、ナチュラルワインの人気は“味が万人向けだから”ではなく、自然な造りへの共感や価値観の広がりが支えていると言えます。

ちなみに、日本で親しまれているワインといえばボジョレーもその一つですが、近年はその”立ち位置”に少し変化が出てきていますよ。

まずいと言われる原因と普通のワインとの違い

自然な造りのワインと一般的なワインを並べ、色調や澄み具合の違いをやわらかく表現した写真。ナチュラルワインの個性と通常ワインとの違いを視覚的に伝えている。

ナチュラルワインを「なんだか飲みにくい」「普通のワインと違って戸惑う」と感じたことがある人は、多いと思います。

実はその違和感には、ちゃんと理由があります。

ここでは、ナチュラルワインと一般的なワインの“どこがどう違うのか”を整理してみましょう。

自然酵母や酸化防止剤が少ないことで味が揺れやすい

miku

まず大きな違いは、味の安定感です。

一般的なワインは、「培養酵母」「温度管理」「ろ過」といった工程で、なるべく同じ味わいになるように丁寧に作られています。

言ってしまえば“いつ飲んでも安心できる味”です。

一方、ナチュラルワインは、なるべく人の手を加えずに作られるもの。

そのため自然酵母の働き方・葡萄の状態・その年の気候の違いが味に直結します。

だから、同じ銘柄でも「去年とちょっと違う?」なんて感じることもしばしば。

この“ゆらぎ”は、ナチュラルワインの魅力と語られることも多いです。

しかし、初めて飲む人には「なんだかまとまりがない…?」と感じるきっかけにもなります。

ワインに“整った味”を求めている人ほど、ナチュラルワインの“自然な個性”に戸惑いやすいです。

ナチュラルワインの揮発酸による“酸っぱい”印象

ナチュラルワインでよく話題になるのが、揮発酸と呼ばれる酸味や香りの要素です。

この揮発酸が強めに出ていると、「ちょっとお酢みたい?」「ツンとくる香りがする」という印象につながることも。

ワインの世界では、こうした“想像よりクセを感じる香り”をいわゆる「オフフレーバー」と呼ぶことがあります。

とはいえ、難しい意味ではなく、「自然な造りだからそのまま出てきた香り」くらいのイメージで大丈夫です。

ただ、普段のワインに比べると、この自然なクセが急に前に出てきて「ん?ちょっと強いかも…」と感じてしまいます。

もちろん、これは“良い悪い”の話ではありません。

ナチュラルワイン好きの人の中には、「この野生っぽさがたまらない!」という声もありますし、葡萄の素直な表情として楽しむ人もいます。

ナチュラルワインのメリット・デメリット

これまでの内容をもとに、ナチュラルワインのメリットやデメリットをまとめてみました。

メリットデメリット
○ 土地や葡萄の個性が感じられる
○ 造り手の考えや哲学が伝わりやすい
○ 飲みやすいタイプも多い
○ ラベルや世界観がオシャレでSNS映えする
○ 一期一会の面白さがある
△ “当たり外れ”を感じやすい
△ 酸味や香りのクセが強いことがある
△ 味の差が大きい
△ 普段のワインをイメージして飲むと違和感がある
△ 初心者が迷いやすい

一般的なワインは、「味が安定している」「バランスが整っていて飲みやすい」という安心感があります。

一方ナチュラルワインは、「素材のままの個性」「その年ごとの違い」といった“生きた味わい”が魅力です。

私も話題性には惹かれるタイプですし、それに乗っかって楽しむのもアリだと感じています。

なによりワインに触れてもらえる機会が増えることはとても嬉しいから。

そのうえで一つだけお願いをするとしたら、違いを知っておくことです。

それだけで「思っていたのと違う…」という違和感や不安がぐっと減ります。

ぜひ頭の片隅に置いておいてくださいね。

ナチュラルワインが苦手な人・ハマる人の特徴

ナチュラルワインのグラスを前に、首をかしげて戸惑う男性と、香りを楽しむ女性が向かい合って座る様子。ナチュラルワインが苦手な人とハマる人の対照を表現した写真。

ナチュラルワインは、飲んだ人の反応が大きく分かれやすいワイン。

ここではどんなタイプの人が苦手に感じやすく、どんな人がハマりやすいのか、実際の口コミも交えて見てみましょう。

苦手な人の共通点(ボルドー派・重厚系好き)

結論を先に言うと、“落ち着いた味わいのワインが好きな人” は、戸惑いを感じやすい傾向があります。

【苦手な人の口コミ要約】
・やたら酸っぱいものがあり、骨格が感じられないのに価格帯はそれなりとの声
・なんか匂うワインが多い気がするとの意見

参考:知恵袋

自然発酵をさせている分、造る際の気候や状態により、どうしても差が出てくるのがナチュラルワイン。

ある意味それが「自然」なのですが、やはり口に合わないという人はいます。

特に、以下のような項目に当てはまるタイプの人はギャップを感じるかもしれません。

【苦手な人の特徴】
・ボルドーやカベルネのしっかりした味が好き
・濃くて重め、渋みのあるワインが好み
・熟成された丸みのある香りが好き
・ワインに“安定した味”を求める
・酸味が強い飲み物があまり得意ではない

こうした人には、今までのワインのイメージとズレてしまうことがあります。

言い方を変えると、「いつものワインと違いすぎる」 と感じるんですね。

また、初めての1本がたまたまクセの強いタイプだと、「これは苦手かも…」と思いやすいのも事実。

しかし前述したように、ナチュラルワインも味の幅はとても広いです。

むしろこのタイプの人にも合うナチュラルワインは存在するので、後の章で“選び方”をご紹介します。

ハマる人の共通点(軽やか系・果実味好き)

一方で、ナチュラルワインにハマってしまう人には、明確な共通点があります。

【好き派の口コミ要約】
・酸味が強くて好みの味わいだったという声
・アルコールが低いものもあって飲みやすいとの意見
・エチケットが可愛いなど

参考:X

もともと酸味のある味わいが得意、または好きという人は抵抗なく楽しめるようです。

これらの特徴から紐解くと、例えばこんな方には向いています。

【ナチュラルワイン好きの特徴】
・白ワインやロゼの爽やかさが好き
・濃すぎる赤ワインはちょっと苦手
・新しい味や変わった食べ物にワクワクする
・SNSで話題のものを試すのが好き
・ラベルのデザインや世界観も重視する

こうした人にとって、ナチュラルワインは「自由で、ちょっとワクワクする飲み物」に感じられるはず。

また、ラベルのデザインが個性的でかわいいものも多いので、見た目から気に入って手に取る人も少なくありません。

味の変化が大きい分、開けた瞬間から時間とともに風味が変わっていくのも楽しいポイント。

“生きている”ようなワインの動きに魅力を感じる人も多いです。

ナチュラルワインは、良い意味で予想を裏切ってくれるので、新しい世界を楽しみたい人にとってはぴったりといえるでしょう。

初心者でも飲みやすいタイプと選び方

木のテーブルに並んだ数本のナチュラルワインから、白ワインのボトルを手に取って選ぶ様子。初心者でも飲みやすいタイプの選び方をイメージできる写真。

味の個性がはっきり出るナチュラルワインは、「どれを選べばいいかわからない…」と迷ってしまう人がとても多いです。

でもご安心を。

初心者でも安心して選べるコツを知ることで、“飲みやすい一本”に出会いやすくなります。

ここでは、できるだけむずかしい説明はせずに「これを選べば失敗しにくい」というポイントを整理してみましょう。

とにかく美味しい一品が知りたい!という方は以下をご覧ください。

おすすめのナチュラルワインをご紹介しています。

クセ控えめのスタイルを選ぶコツ

個性的なワインが多い中、初心者向けなのは「クセが控えめで、果実味が素直に出ているタイプ」 です。

具体的なチェックポイントは以下のとおり。

1.「白」か「ロゼ」を選ぶ
2.「軽め・フルーティー」「フレッシュ」を選ぶ
3.微発泡を選ぶと「初めてでも飲みやすい」
4.“濁りが少ない”タイプから試す
5.ラベルがかわいい=飲みやすい、は半分正解

「白」か「ロゼ」を選ぶと安心

迷ったら、まずは白かロゼを試してみましょう。

白やロゼは香りが優しくて飲みやすいものが多く、クセの強さが出にくいです。

赤ワインは美味しいものも多いですが、「ちょっとクセが強い…」と感じるものに当たる確率も少し高め。

そのため、まずは白やロゼから始めるのがおすすめです。

食事とも合わせやすいので初心者向けといえるでしょう。

「軽め・フルーティー」「フレッシュ」と書かれているもの

お店やネットショップの説明文に、「フルーティー」「爽やか」と書かれているタイプは、飲みやすい可能性が高いです。

逆に「個性派」「旨みがぎゅっと」などの表現は“少しクセが出やすいタイプ”のサイン。

また、ラベルの裏面には造り手の思想や産地以外にもペアリングのヒントがあったりと、読み取れることはたくさんあります。

デザインで選ぶのも楽しいですが、ポイントを抑えてチェックすると失敗しにくくなりますよ。

微発泡なら“やさしく飲める”入り口に

微発泡タイプのナチュラルワインは、やわらかい発泡が果実の香りをふわっと引き立ててくれるのが特徴です。

いきなり酸味やクセを強く感じる心配が少ないのが魅力的。

軽快な泡のおかげで酸味がまろやかに感じられ、初めてでもすっと入りやすい味わいになります。

ナチュラルワインは“驚きのある味”にあたることもありますが、微発泡ならその”揺れ”がやさしい傾向にあります。

初めての一本として、ちょうどいい入り口になってくれるでしょう。

濁りが少ないタイプは飲みやすい傾向がある

ナチュラルワインには、にごりのあるタイプと透明感のあるタイプがあります。

にごり系は独特の香りや発酵感が強く出やすく、ワインにまだ慣れていない人だと「え、これ大丈夫?」と不安に感じることも。

もちろん、にごり=良くないという意味ではありません。

むしろ好きな人にとっては“らしさ”として楽しめるポイントなのですが、最初の一本としては少しハードルが高めです。

まずは、見た目がクリアでスッと飲めるタイプを選ぶと、ナチュラルワインの良いところだけを素直に味わいやすくなりますよ。

ラベルの雰囲気と味の傾向

ナチュラルワインには、アートのようなラベルがたくさんあります。

実はこれ、ラベルの雰囲気と味の傾向が一致していることが多いというおもしろい特徴があります。

「かわいい」「ポップ」「明るい色合い」

そういったラベルは、軽くてフレッシュな味わいが多いです。

もちろん例外もありますが、最初の1本としては“けっこう使える判断材料”なので要チェックですよ。

ブドウ品種や価格帯から選ぶ方法

次に、ブドウの品種やラベルの雰囲気を見るだけで、ナチュラルワインの“外しにくさ”をぐっと高めるコツを紹介します。

専門的な知識がなくても見分けやすいポイントなので、初めての1本選びに役立ちますよ。

飲みやすい代表品種と、少しクセが出やすい品種

ひとえにナチュラルワインといっても、品種によって“飲みやすさ”が大きく変わります。

特に最初のうちは、どのブドウが軽めで、どれが個性の強さを感じやすいのかが分かりにくく選び方でつまずきやすいです。

そこで、まずは飲みやすい代表品種と、少しクセが出やすい品種をまとめました。

【ブドウ品種別の飲みやすさと特徴】

品種特徴/飲みやすさ
トレビアーノ(白)軽くてフレッシュ
ソーヴィニヨンブラン(白)爽やか・香りが軽い
シャルドネ(白)やさしい果実味で万人向け
ガメイ(赤)明るい果実味・軽快
ピノノワール(赤)香りが華やかで軽い
シラー(赤 重め)濃くてスパイシー
ジンファンデル(赤 重め)アルコール高め・濃厚

最初の1本として選ぶなら「白の軽い品種」か「赤のガメイ」がおすすめです。

どれもクセが出にくく、ナチュラルワインらしさをやさしく感じられるタイプが揃っています。

反対に、シラーやジンファンデルのように“もともと味が濃い品種”は要注意。

ナチュラルワインの個性と重なることで、初心者には少しハードに感じられることがあります。

「どれを選べばいいんだろう…」と迷ったら、まずはこれらの品種を参考に試してみてください。

安すぎず、高すぎない価格帯が狙い目

1,000円台のワインにも良いものはあります。

しかし味の揺れが大きかったり、クセが強めだったりして、初心者だと「ちょっと難しい…」と感じることがあります。

一方で、5,000円以上の高級ラインは味わいが複雑だったり、ナチュラルらしさが強く出ていたりします。

初めて飲む人には良さが分かりにくく、価格に見合う満足感が得られないかもしれません。

その点、2,000〜3,000円台のワインは、味と果実味のバランスが良く感じられるタイプが多いです。

「難しすぎず、軽すぎず」

初めのうちは、ナチュラルワインの楽しさを自然に感じられる、安心の価格帯といえます。

ナチュラルワインQ&A

“Q & A”と書かれたカードが木製テーブルに並び、背景に白ワインとボトルがぼんやり映るナチュラルワインQ&A用のイメージ画像

ここでは、よくある疑問をまとめてみました。

ナチュラルワインを楽しむためにも、気になったことは解消しておくと良いですよ。

Q.ナチュラルワインは頭痛や二日酔いが起きにくい?

A.「二日酔いしにくい」と言われることがありますが、実際は“そう感じる人もいる”という程度。
軽めの味わい、アルコール度数控えめが多いので、結果として飲みすぎにくい=翌日がラクと感じやすい仕組みです。
ただし体質は人それぞれ、「絶対に頭痛が出ない」というものではありません。

出典:ワインの不耐症について

Q.ナチュラルワイン・ビオワイン・オーガニックワインの違いは?

A. 名前は似ていますが、実はそれぞれ意味が違います。
大まかな解釈としては、オーガニック=農法・ビオ=認証・ナチュラル=造り方の考え方が分かりやすいです。
【オーガニックワイン】
 →農薬や化学肥料を使わず育てたぶどうで作るワイン(農法の認証)
【ビオワイン】
 →フランス語の“BIO”、主にEUの有機認証(リーフマーク)がついたワイン。
【ナチュラルワイン】
 →栽培〜醸造まで、できるだけ自然に任せる考え方。添加物の使用を極力おさえるなど“哲学”に近く、国際的な基準はありません。

出典:自然派ワインについて

Q.ナチュラルワインは開けたら何日持つ?

A.ナチュラルワインは味の変化が出やすいので、開けたら1〜3日以内に飲むのがおすすめです。
ただし、あえてその変化を味わうという通な楽しみ方もあります。
保存は冷蔵庫&しっかり密閉でOK。

開けたワインをできるだけ美味しく長持ちさせたい方は、手軽なストッパーを使うだけでも保存性がぐっと変わりますよ。

Q.ナチュラルワインはカルディにもある?

A.カルディでは、意外と見つからないことが多いです。
実店舗やオンラインストアでも、あまり取扱いがありません。
もし本格的なナチュラルワインを選びたいなら、専門店やオンラインストアが確実でしょう。

Q.オレンジワイン=ナチュラルワイン?

A.結論からいうと、オレンジワインとナチュラルワインはまったくの別物です。
オレンジワインとは、白ぶどうを赤ワインのように皮ごと発酵させることで、ほんのり色づいた“オレンジ色のワイン”のこと。
一方ナチュラルワインは、ぶどうの育て方や醸造の方法をできるだけ自然に近づけて作るワインを指します。

オレンジワインについては別の記事でまとめているので、よろしければご一読ください。

Q.自然派=体にいい?よくある誤解

A.ナチュラルワインを「健康にいい」と考える人もいますが、本来は“自然に寄り添った造りのワイン”という意味合いが強いもの。
ブドウ本来の味や造り手の考え方を楽しむワインです。
まずは“好きかどうか”を大切にしたほうが自然に楽しめるジャンルといえます。

ナチュラルワインは、“知れば知るほど選びやすくなるワイン” です。

難しく考える必要はなくて、迷ったときは軽いタイプや白・ロゼから始めれば大丈夫。

気になる疑問をひとつずつクリアにしていくことで、ナチュラルワインの世界がぐっと身近になりますよ。

【まとめ】ナチュラルワインがまずいと感じるのは好みとタイプの違い

ナチュラルワインは、よくも悪くも“個性が前に出るワイン”です。

酸味が強かったり、香りにクセがあったり、同じ銘柄でも味が揺れたり。

そのため、普段のワインのつもりで飲むと違和感を感じてしまうのも自然なことです。

でもそれは、あなたの好みがおかしいわけではありません。

ただ選んだタイプと、自分の好きな方向が少しズレていただけのケースがほとんどです。

最後に、この記事のポイントを整理します。

【ナチュラルワインが美味しくないと感じる理由まとめ】
◆ “まずい”と感じる理由の多くは、酸味や香りのギャップ
◆ 自然酵母・低介入の造りで味が揺れやすい=個性が強く出る
◆ ナチュラルワインは「人気=飲みやすい」ではない
◆ 苦手な人は、重厚ワイン好き・安定感重視タイプが多い
◆ 飲みやすいタイプを選べば初心者でも十分楽しめる
◆ 微発泡・軽い品種・濁り少なめ・2,000〜3,000円帯が失敗しにくい
◆ カルディは本格的なナチュラルワインの取扱いは少ない
◆ 「自分はどんな味が好きか」を知ることが一番の近道

ナチュラルワインは、あなたの“好き”を探す旅のようなものです。

最初の1本でピンと来なくても大丈夫。

別の1本が、思いがけず心に刺さることもあります。

少しずつ、自分のペースで楽しんでみてくださいね。

よろしければこちらもご一読ください。

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